あるある大辞典 牛の巻き2007/02/08 20:15

ここにきて、藁集めが急ピッチで進んでいる。そうべえは一日中、田んぼ作業に追われている。

田んぼの中にごろごろ転がる、藁ロール。

本来ならば、昨年中に見られるべき光景であるから、まったく持って、今年の気候はおかしい。

年末は、牛の食べさせる藁が無くなってしまい、大いに気をもんだ。

牛、特に和牛の生育には、藁が欠かせない。

牛には、4つの胃袋がある。第1胃はルーメンと呼ばれ、セルロースを細菌叢が発酵させ消化する。

肥育用飼料に含まれる濃厚飼料は、胃の中を酸性に傾かせ、最悪の場合はアシドーシスを発症する。

そこで、藁の出番。

藁には、納豆菌が付着している。この納豆菌が、牛の胃袋の細菌叢を健全に保ってくれるのだ。

納豆菌は、人間だけでなく、和牛にも良いのである。さすが、同じ日本に住むもの同士だ。

「あるある大辞典の納豆よりは、たしかな話しだぜ」

以上、そうべえはのレクチャーでした。