おかる、薪割りをする2007/03/04 17:23

大学の行き先も何一つ決まらぬ息子は、ただいま宙ぶらりん。

暇人でもある。ゆえに、じっちゃんから声がかかる。

「ちょっくら、すけて(助けて)けろや」

昨日は3時間もの間、息子は汗を流し、薪割りにいそしんだ。

都会の真ん中なら、カラオケやゲーセンと、遊ぶところはたっぷりあるだろうに。田舎の子供はそうは行かない。息子の同級生も、大学が決まった時点で即、農作業の戦力に迎えられた。

「薪割り、意外と面白かった。芯の茶色の木は栗の木って言ったかな。スパッと割れて気持ちが良かった。芯まで真っ白の木は固くて、なかなか割れずに苦労した!もう、全身筋肉痛だ~」

「面白そうだな。やってみっぺか?」

おかるも、息子の話に興味津々。薪割りに挑戦することになった。

息子が、一番たやすく割れる木を探して地面にセットしてくれる。

おかるは、斧を上から振り下ろす。

パン!小気味良い音がして、薪はすっぱり割れた。

「あのね、てこの原理って知ってるでしょう?こうやるの」

息子は薪わりのデモンストレーションまでしてくれる。その上、じっちゃんに教えてもらったことを教えてくれた。

「おかあさん、『たがの木』と『うしごろしの木』知ってるか?」

「ええー!、『たがの木』と『うしごろしの木』とな?」

なんとも物騒な名前の木があるもんだて・・。

さてさて、続きはまた明日。