郷土愛2007/04/11 20:25

午前中は、総会と講演。

総会の閉会の挨拶をおおせつかっていたので、時節柄、桜のさまざまな物語についてお話させていただいた。

諸説の中、桜は豊穣の神でもあるコノハナサクヤ姫という、姫神の化身という説は、ロマンを感じさせる。種まき桜、田打ち桜など、農村文化と密接に結びついた桜の花。

豊かな精神文化を次の世代に伝え、それを糧に更に良い社会を作って欲しいという、「願い」あるいは「祈り」が、教育の中に流れているような気がする。

講師は、M町の前教育長S先生。郷土の歴史の逸話を、笑いを交え、大変分かりやすく教えてくださった。大和朝廷がどのように勢力を伸ばしてきたかを示す、前方後円墳跡や、伊達家下克上の史跡など、ドラマチックなお話しが満載だった。

S先生の願いは、「自分の生活する郷土についての理解こそが、郷土を愛し、しいては国を愛する心につながるのではないか・・・」ということだった。

文化人らしい、内容の深い講演のおかげで、お昼の弁当もひときわ美味しく感じられた。

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