マジで?! ― 2007/05/21 20:25
田植えの疲れで、すっかり爆睡のおかるとそうべえ。夢うつつの中で、牛の鳴き声がきこえたような・・・。
朝5時。そうべえは、牛の鳴き声にただならぬものを感じて牛小屋へ。
まだ生まれないだろうと、安心して運動場つきの部屋に入れておいた牛が、子牛を生んだようだ。
ところが、肝心の子牛の姿がどこにもない。
あたりを探し回るうちに、とんでもないものが目に入り、そうべえ絶句!
下の草むらににょきにょきと見える、子牛の足4本!
子牛は運動場から下の草薮に転げ落ち、そのまま逆さにひっくり返っていたのだ。
そうべえ、あわててビニールシートを子牛の体に巻きつけて動きを封じ、子牛を抱えて急勾配を登る。
無事母牛の元に送り届けたときにはもう、そうべえも息も絶え絶えだ。
新しく母子牛のための部屋を用意して移してやる。子牛は、ちゃんと初乳を飲んだとみえ、信じられないほど元気である。
(助かってよかった・・)胸をなでおろし、家にもどって炬燵に横になると、疲れがどっと押し寄せる。そこへ、寝ぼけ眼でおかるが起きてきた。
「あんた、ずいぶん早いね・・」
「実はな、大変なことがあったんだよ・・」
そうべえは、事の顛末をおかるに聞かせてやった。我が家の牛たちは、毎回、想像を超える事件を起こしてくれるものだ。
おかるは、目を丸くして叫んだ。「マジで!?」
そうべえも答えた。「うん、マジで・・」
朝5時。そうべえは、牛の鳴き声にただならぬものを感じて牛小屋へ。
まだ生まれないだろうと、安心して運動場つきの部屋に入れておいた牛が、子牛を生んだようだ。
ところが、肝心の子牛の姿がどこにもない。
あたりを探し回るうちに、とんでもないものが目に入り、そうべえ絶句!
下の草むらににょきにょきと見える、子牛の足4本!
子牛は運動場から下の草薮に転げ落ち、そのまま逆さにひっくり返っていたのだ。
そうべえ、あわててビニールシートを子牛の体に巻きつけて動きを封じ、子牛を抱えて急勾配を登る。
無事母牛の元に送り届けたときにはもう、そうべえも息も絶え絶えだ。
新しく母子牛のための部屋を用意して移してやる。子牛は、ちゃんと初乳を飲んだとみえ、信じられないほど元気である。
(助かってよかった・・)胸をなでおろし、家にもどって炬燵に横になると、疲れがどっと押し寄せる。そこへ、寝ぼけ眼でおかるが起きてきた。
「あんた、ずいぶん早いね・・」
「実はな、大変なことがあったんだよ・・」
そうべえは、事の顛末をおかるに聞かせてやった。我が家の牛たちは、毎回、想像を超える事件を起こしてくれるものだ。
おかるは、目を丸くして叫んだ。「マジで!?」
そうべえも答えた。「うん、マジで・・」
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