真昼の決闘2008/03/07 23:08

暖かい日差しに誘われ、午後のコーヒーは、庭のウッドデッキで。

ふと、コーヒーをすするおかるの目に留まったもの・・・・。

「この間の大風で飛ばされた苗箱が、こんなとこに挟まったまんまだよ」

しみじみ眺めるうちに、自然のオブジェに見えてきた。

「お前さん、このオブジェに名前をつけてみっぺ」

「これがオブジェかよ・・・」

「気の利いた名前付けてみ!ほれ!早く!」

おかる、「仕事が出来ん、どんくさい」といわれるうらみをはらすため(?)時々このようにしてそうべえをしごいている。

「う~む。”アンバランス”はどうだ?」そうべえ、苦し紛れにひねり出した。

カ!カ!カ!と、おかる、高笑い。

「おらなら、”つむじ風の忘れ物”とつけるべな!どうでがす?詩的だべ?」

勝ち誇るおかるに、そうべえ、伏目がちの弁解。

「おれのは”芸術的”っていうんだよ!」

はてさて、軍配はいかに?