2分の一の確率2008/08/18 21:56

今日は昼過ぎから、所要で仙台へ。

行き先を間違えたりと、相変わらずのボケをかましながら用をたし、帰りの汽車は4時半発。

座席は、窓側に横一列に設置されている。なんとか腰を下ろす。

おかるからは、正面に10名、両隣にあわせて10名、合計20名が視野に入った。

列車が発車してまもなく、何人かが次々と船を漕ぎ出した。

ずいぶん多いなあ・・と数を数えてみる。

一人、二人、三人・・・・あらまあ、10人も居眠りだ。

20人中10人、すなわち2分の一の確率で居眠り中。

睡魔がこの列車を占拠しているとしか思えない。

もう一度数えてみる。

一人、二人、三人、四人、五人、六人、・・・・・・

羊が1っぴき、羊が二匹、羊が三匹、・・と同じリズムである。

これが効いたのか、おかるの意識まで遠のき始めた。

かっくんかっくん、自分でも船を漕ぎ出したのがわかる。

そうよ、おいらは気楽な船頭よ。えんや~とっと、えんや~とっととな。

「次の停車駅は、○○がわら~・・・」

車掌さんの声が、おかるの意識をがくがくと揺り動かす。

(○○がわら?ふんにゃあ・・どこかで聞いた名前だぞ・・・。思い出さなくちゃあ・・・え~とえ~と・・・。は!降りる駅だっちゃ!)

いまだ半分夢の中に足を突っ込みながらも、ふんばって目をこじ開ける。

おかる、珍道中から、無事帰還いたしました!