もちつき2009/01/13 21:13

あさっては小正月で団子さしの日だから、だんごもちをついて丸めておく。

じっちゃんが、このだんごもち楽しみにしているので、1升ついた。

最近は、どの家でも、市販のもので間に合わせるという。

作れるうちは、頑張りたいな・・。

ついでに、かきもち用の餅もついた。

かきもちは、固まるのに5日はかかる。これを薄く切って、良く乾燥させる。油であげていただくのが、毎年の楽しみだ。

夜、餅の味見をしながら、そうべえが、ラジオから仕入れた昔話を披露してくれた。

作業中、ラジオを良く聞いている。しかも、いたく感心した話のようだ。

「昔、頭のまわらん婿さんをもらった舅がたそうな・・・」(おっと、そうべえ、日本昔話の常田富士男さんかい!?)

「この婿さん、感心なことに、舅さんを訪ねるたびに、手土産を欠かさない。舅さんも、不憫に思って「今度は、からつらでこいよ」といって帰したそうな」

「したれば、婿さん、町中「からつら」を探して回ったが、どこにもない。見かねた最後の店の主人が、奥から古ぼけたお面を持ってきてくれたそうな」

「意気揚々とお面を土産に持ってきた婿さんに、舅さんはつくづく感じ入ったそうな。、頭が悪いのが良いのか悪いのか、一概にはわからねえもんだな、って!」

さても、どんとはら~い。

*からつら・・・手ぶらでの意味。