朝霧の立つ川 ― 2009/11/07 20:52
ひでじいさまこと高橋秀雄さんの新刊「朝霧の立つ川」を読む。
季節風大会で、サインを入れていただいた貴重な一冊!
貧しさの中で、けなげに弟の面倒を見ながら必死で毎日を生きる姉ちゃんの姿が、切なく胸に訴えかけてくる。
冒頭の文章から、読むごとに圧倒される。
余分な装飾は一切なく、内面に深く向き合おうとする姿勢が、文章から滲み出してくるからだ。
「父ちゃん」シリーズの、悟一やんが登場したときは、心の中でやんやの拍手!
貧しいことは悲しく哀れでもあるが、主人公の姉ちゃんが、自分の中のプライドをしっかりと自覚し,凛として歩き出す姿は本当に美しい。
農村が舞台だから、昔の情景と今と、かぶる部分はある。
イナゴの佃煮の味が「こげた魚のよう」で、「たくさん食べると喉に詰まったようになる」くだりは、「そうそう!」と相槌を打ちたくなる。
一昔前の子供たちの心情が描かれてあるが、人としての根底に流れるものは時代が変わっても普遍であることを実感させてくれる物語。
だからこそ、今の時代の子供たちに届きますように!
季節風大会で、サインを入れていただいた貴重な一冊!
貧しさの中で、けなげに弟の面倒を見ながら必死で毎日を生きる姉ちゃんの姿が、切なく胸に訴えかけてくる。
冒頭の文章から、読むごとに圧倒される。
余分な装飾は一切なく、内面に深く向き合おうとする姿勢が、文章から滲み出してくるからだ。
「父ちゃん」シリーズの、悟一やんが登場したときは、心の中でやんやの拍手!
貧しいことは悲しく哀れでもあるが、主人公の姉ちゃんが、自分の中のプライドをしっかりと自覚し,凛として歩き出す姿は本当に美しい。
農村が舞台だから、昔の情景と今と、かぶる部分はある。
イナゴの佃煮の味が「こげた魚のよう」で、「たくさん食べると喉に詰まったようになる」くだりは、「そうそう!」と相槌を打ちたくなる。
一昔前の子供たちの心情が描かれてあるが、人としての根底に流れるものは時代が変わっても普遍であることを実感させてくれる物語。
だからこそ、今の時代の子供たちに届きますように!
コメント
_ saffi ― 2009/11/09 04:09
_ どじょう ― 2009/11/09 22:14
>SAFFIさん イナゴの味、ご存知ですものね!11月の父ちゃんシリーズも、待ち遠しいですね!
私もあそこ悟一さんがうれしかったです。町で知り合いに会ったような。イナゴのところでもどじょうさまのイナゴ取り思い出しました。いいお話でしたねー!