臨場2010/05/15 16:27



ただ今、17日からの田植えを目指して、代掻きの真っ最中。

そうべえが多忙を極める中、おかるは雑用に走る。

山の牛舎にスタンチョンをあげに行って、はたと足が止まった。

牛舎に一歩足を踏み込んだ所に、小さなネズミが仰向けに転がっているのだ。

すでに絶命していたのだが、なぜか「ぐえ!」という顔をしている。

「これは、何か事件のにおいがする!」・・・おかるの目が、鋭く光る。

体のどこにも、噛み傷もない・・・。すると、だれぞにふんずけられたのか・・。

目撃証人を得ようと試みるが、牛達は、目の前の干草を奪い合うのに必死である。

はあ~、そうですかい。

かくして、小ネズミの一件は迷宮入りとなった・・。世はことも無し。