写真集を見る2010/06/09 21:02


写真集:サハラ、砂漠の画廊 タッシリ・ナジェール古代岩壁画を見る。

サハラ砂漠の最奥部に、8000年にわたって描き続けられてきた、世界遺産、タッシリ・ナジェールの岩壁画群。

カバやワニ、船の絵は、かつて豊かな川が存在していたことを示している。

砂漠化に伴い、絵の中にらくだが登場し、さらに砂漠化が進むと、壁画まで力を失っていく。

表紙の素描は実に見事だ。何千年も前にも天才は存在した・・そう思うとなんとも感慨深い。

もうひとつの写真集は、「象虫 」小桧山賢二写真集。


虫好きのおかるさえ、おおっつ!とひきかげんになるほど、ゾウムシのアップがこれでもかと連続する写真集!

それでも、首が異様に長い「ロクロクビオトシブミ」、手だけ異様に長い「テナガオオサゾウムシ」、全身が毛で覆われている「マダラケブカゾウムシ」など、実に多様だ。

「ホウセキゾウムシ」という工芸品のようなゾウムシもいる。

そうべえも感心したように言った。

「自然には、すごいデザイナーがいるんだな・・・」

おかるも、そうだなあ、とうなずいた。