泣いた牛2011/02/11 19:54

泣いた牛(てらいんく)を、著者の高橋文子さんより送っていただいた。
八丈小島での子供たちの暮らしが、生き生きとえがかれている。
高橋さんは、漆原智良先生の教え子でもあり、本土へ移住されてからは、詩集も刊行されている。
スカートの端を持って、魚を捕まえる情景など、読んでいてこちらの心まで浄化されそうだった。
短編集の最後を飾るのが、タイトルにもなった「泣いた牛」のお話。
牛は涙を流す・・・・。
その涙を受け止める心の優しさがいとおしい1冊です。