農家の母ちゃん2011/02/07 22:02

夜、地域の農家の主婦が、年に一度集まる会に参加。
15年以上の付き合いだが、当初話題の中心だった子育てから、今や孫育ての話題へと、時は流れている。
大型トラクターを乗り回す、勇猛な母ちゃんたちの武勇伝でも盛り上がった。

長い付き合い2011/02/08 17:07

定期健診で病院へ。
学生時代からの持病があったが、このところ、薬をやめて経過観察をしていた。
血液検査の結果はOkで、先生からは「もうこなくていい」と言われた。
手術をしても治らず、一生服薬との付き合いだと思っていたのに、こんなこともあるのだな・・。
なんとなく、さびしいような、晴れ晴れとしたような、不思議な日。

離乳2011/02/09 16:46



子牛のステイービーは早、生後2か月。
「ステイービー!」と呼ぶと、耳に全神経を集中させ、よろよろと哺乳瓶の方へ体の向きを変える。(次女が、盲目のシンガー:ステイービーワンダーから命名した)
「グゴグゴ」と荒い鼻息を立て、一心にミルクを飲み干す。
ステイービーの目は不思議な色をしている。
曇りがかった空のようにも見えるし、青と灰色のガラスを重ねたようにも見える。
生まれつき視力を失っているが、眼球はいつも大きく見開かれ、彼には見ることのできない外界を、せいいっぱい映している。
いよいよ離乳の時が来た。
もう、温かいミルクは終わりだよ。
餌をしっかりとかみ、生きていくんだよ。
ステイビーと呼んだら、またこっちを振り向いてくれるかい?

プチお知らせ2011/02/10 22:01

産直広場:あぐりっとの元気な百姓は、とことんやります!?
公募ガイド3月8日発売号をご覧くださいませ。
ミニエッセイ募集情報を掲載していただけるようです。
全国から広く募集するべく、お待ちしていま~す。
(公募修行中のころは、公募ガイド様に大変お世話になりました。こうした形で、またお世話になるのが、うれしいです。ちなみに、今回の企画はすべて、あぐりっと広報部のアイデアです。面白いことが大好きな、パワフルな百姓ぞろいです!)

*創作のことで、新しいチャレンジになりそうなアイデアをいただく。ちょうど自分の中でも書きたいと思っていた内容とジャンル・・。これから、ひたすら考え続けよう。でも、それと同時に、あの原稿も、あの原稿も・・なんとか形にしなくちゃ!

泣いた牛2011/02/11 19:54

泣いた牛(てらいんく)を、著者の高橋文子さんより送っていただいた。
八丈小島での子供たちの暮らしが、生き生きとえがかれている。
高橋さんは、漆原智良先生の教え子でもあり、本土へ移住されてからは、詩集も刊行されている。
スカートの端を持って、魚を捕まえる情景など、読んでいてこちらの心まで浄化されそうだった。
短編集の最後を飾るのが、タイトルにもなった「泣いた牛」のお話。
牛は涙を流す・・・・。
その涙を受け止める心の優しさがいとおしい1冊です。

壁塗り体験2011/02/12 16:56


たっぷりと雪のつもった朝。
お友達の半農半Xのカモノハシ君家で、漆喰壁にするというので、ワークショップに参加させてもらった。
まずは、床や柱など、汚れては困るところに、シートやマスキングテープを張る。
こうしたカバーリングを、建築用語で「養生」と呼ぶそうな。
おもしろい!
刷毛塗りも、ローラー塗りも、おずおずと体験させてもらった。
しかし、左官職人さんの手さばきは、さすがに迷いもなく滑らかだ。
職人さんの体の中には、手の動きから生み出される塗装面のイメージが、しっかりとあるのだ。
「仕事ができる」というのは、そういうことかもしれない。
明日はいよいよ漆喰塗だ!

漆喰塗体験2011/02/13 15:28


こちらが本塗り用の漆喰。スイス製だそうな。


こては、剣先こてや四角のこてなどを使う。こての種類だけでも、何百とあるという。
強アルカリの石灰を使うためか、漆喰壁にすると、カビの抑制になるとい話も、昔の知恵は深いなあと納得。
1面を塗らせてもらったが、慣れないせいもあって意外と力がいる。
こてを少し斜めに寝せて、がりがりと削り取るような感じで塗っていく。
なかなか思い通りに壁面に漆喰が接着してくれない。
ひどい有様を、本職さんが修正してくれる。
おかるのような大雑把なものに壁を塗らせてくださったカモノハシ君、なんと心の広い方でしょう!ありがとうございました~。