名取へ2011/04/09 17:54

午前中、4週間ぶりに、名取のクリニックへ行った。
3.11、クリニックの帰りにショッピングモールに寄って、被災した。
4号線に出た途端、あの時の記憶がよみがえってきて、心が落ち着かない。
余震のたびに、道路沿いの街灯が、風に揺れる木の枝のようにゆらゆらと揺れた。
道路上の車は、まりつきでもしているように、揺さぶられた。
救急車のサイレンの音、カーラジオから聞こえる、現実とは思えないニュース放送・・。
頭によみがえる情景を打ち消しながら、いまだ大きな亀裂や段差が残っている道路を走った。クリニックにつくと、外壁にはひびが入り、内装のクロスにも亀裂があった。
家に帰ってから、スーパーに買い物に行った。
パンとカップラーメンの棚は、空っぽだ。
7日の余震で、市内は再び断水になったからだ。
日常は、もう戻ってこないのだと思う。
今までと違った日常を、受け入れていかなければならないのだと思う。

コメント

_ シェパママ ― 2011/04/10 00:35

余震とは言えないほどの強い揺れに、東北の人はなんでこんなにいじめられなきゃいけないの!?って思いました。名取の映像が出るたびに、ここにどじょうさんがいらしたのだと思うと、他人事とは思えません。「日常はもう戻ってこない」の一言がとても重くのしかかりました。負ってしまった深い傷あとは消えなくても、いつか穏やかな日常が訪れますように!今日、知り合いの方のお通夜に行って来ました。本来なら、震災の犠牲になられたたくさんの、たくさんの、たくさんの方がこうして手厚く葬られなければいけなかったのだと思うと、涙が止まりませんでした。

_ どじょう ― 2011/04/10 08:12

>シェパママ様 あの余震で振り出しに戻ったようで、さすがに、心が折れそうになりました・・。でも、昨日のお昼に「うまかっちゃん」で元気モリモリです。出水のお漬物も、次女とそうべえが「うまいうまい」と、ばりばり食べています。たくさんの元気を、ありがとうございます!!
シェパママ様と同じです。犠牲になられた方・・せめて、心を込めた送り方ができればと、願わずにいられません。

トラックバック