仙台学2011/05/05 16:53

仙台学VOL11:東日本大震災 を読む。
伊坂幸太郎氏の稿は、自分の体験を素直に述べていながら、読み物として面白く成り立っているところが、作家だなあ・・と感じた。
長い本震の際、伊坂氏は「とまれ」と念じたそうだが、自分もしかりで、たぶん、たくさんの人たちが、念じていたのだろう。
熊谷達也氏は、憤怒の稿。東北人は忍耐強いとステレオタイプで語られているのだから、こういう文章があってもいいと思う。

吉田司氏が稿の冒頭で、震災後に配信された(雨ニモ負けず)に対する違和感を述べていた。
自分も当時、同様の違和感を感じていた。そんな人が、他にもたくさんいたのかもしれない。
書けなくても書かねばならないのが作家。そんなことも感じました。