助かった子牛2011/08/10 15:23

ここのところ、暑いです・・。そんな中、事件がおこりました。
子牛は、ちょっとした拍子で柵の外に出てしまうことがあるのですが、母牛も鳴いて、子牛を呼ぶので、遠くに行くことはありません。
それが、先日、生まれて1週間の子牛の姿がみえなくなったのです。
20年ほど前にも、生後1週間ほどの子牛がいなくなったことがあって、家族で山の中を探したことがありました。
その夜は、夜通し母牛が子牛を呼びつづけ、次の朝には子牛がひょっこりと戻っていました。
今回は、母牛があまりさわがず、ドライです。
牛飼い仲間にも応援を頼み、7人がかりで、汗だくになって近くの茂みや山の中を捜索しました。
しかし、山奥に迷い込んだのか、はたまたイノシシのあとをついていったのか、姿も気配もなし・・。
あきらめきれない気持ちのまますごした3日目、そうべえが、牛舎のはじっこにあるワラロールのほうから聞こえる、かすかな鳴き声に気づいたのです。
(ちなみに、秋に集めたロールです・・)
なんと、そこに子牛がいました。
はねまわった時に、すき間に落ちてしまったのでしょう。
何も飲まずに暑さの中を過ごした子牛は、脱水による熱中症を起こしていました。
点滴と、アイスノンによる手当で、子牛は、次の朝には母牛の乳を飲めるまでに、復活しました。
牛は時々、こちらの常識を覆す事件を起こしてくれます。
でも、助かってよかった~!