福島へ2011/08/13 20:38

朝から、直売所のお手伝いへ。
外のテントで、きねつき餅の売り子をしましたが、30度を超える熱波でへろへろになりました。
仕事を早めに切り上げ、東京へ戻るという息子と福島へ墓参りへ。
きょうは、おかやんの命日でもありました。
途中、通りかかった福島市の中学校では、除染作業をしていました。
校庭の土をはがし、袋に詰められたものが大量に、ブルーシートで覆われているのですが、ニュースで見るのと、重量感やスケール感が全く違います。
なんともいえない、異様な風景。でも、福島の人にとっては、否が応でも目に入る風景なのです。
おとやんは元気でしたが、管首相の退陣によって原発脱却が後退することを懸念していました。
息子は、もう少ししたら、農家実習がはじまることを報告。
非農家の同期は、みんな農家実習を楽しみにしているけれど、息子はいろいろ覚悟しているそうです。農家労働の厳しさを、幼い時から知っているからでしょうね。
帰りがてら、息子を福島駅へ送りました。
引っ越しもできなかった混乱の3月には、彼はリュックを背負い、両手にバックを下げて、それこそ身一つで、福島駅から東京へ旅立ったのでした。
あれから5か月。
福島から、また自分の日常へと、車を進めて帰りました。