ぼくらは闘牛小学生!2011/08/18 15:27

今月下旬配本予定の、ノンフイクション、見本誌が出来上がりました。
ぼくらは闘牛小学生!佼成出版社です。
デビュー作は、「牛太郎、ぼくもやったるぜ!」(佼成出版社)でした。
なんと、小千谷に、本物の牛太郎がいた事を知って、驚きました。
しかも、牛太郎は、体重1トンもある闘牛でした!
取材する中で見えてきたのは、伝統の闘牛を絆に、中越地震を乗り越えていく、小千谷の人々と子供たちの姿でした。
苦難の道のりは、涙なしには書き綴ることができませんでした。
運命の巡り会わせか、原稿を進めていた3.11、私自身も、東日本大震災を経験しました。
震災の混乱が落ち着きはじめたころ、改めて原稿を見直した時、自分の姿と中越地震の姿が重なり合って、思わず涙がこぼれてしまいました。
でも、原稿を読み終えると同時に、希望の灯も見えたのです。
中越地震からの復興を果たした小千谷の人々の姿が、今のわたしたちにとって、道しるべとなってくれることを確信したからです。
取材に快く応じてくださったばかりでなく、たくさんのご協力をいただいた、東山小学校の皆様、闘牛会の皆様、小千谷の地域の皆様、久慈の牛太郎の育ての親の皆様に、心より感謝いたします。
そして、佼成出版社の編集部の皆様、デビュー作からお世話になっています鈴木さま、初めてのノンフイクションを書き上げる上での貴重なご助言を、本当にありがとうございました。
今も苦しみの中にある被災地の子どもたちにとっても、勇気を与えてくれる1冊となりますように、願っています。