書くこと2011/09/20 20:00

物語を書いています。
ゴールは見えたので、あとはそこへ向かって旅をしていくだけ。
旅の途中、書いている本人もびっくりの意外な展開があったりして、これも楽しみです。
原稿画面をちら見した娘がぼそり・・。
「最近、怒り心頭ばかりで書いているけどさ、以前みたいに、自然のほのぼのとした話も書いてみたら?お母さんのためにもいいと思うよ」
あらら・・またまた、本質をついてくるなあ・・。
確かに、怒りは自分にとって、創作の原動力でした。
疲れた心を柔らかく包むような物語・・また、書きたいです。

むこうがわ行きの切符2011/09/20 22:48

むこうがわ行きの切符:小浜ユリ著:ポプラ社を読みました。
ポプラズッコケ文学賞を受賞され、昨年デビューされたユリさんが、早くも2冊目を上梓されました。
短編集の形になっているので、毎晩、寝る前に1話ずつ読んだのですが、優れた短編を味わいながらのしあわせな時間となりました。

「ゆびきりげんまん」「ふしぎな切符」「ブレスレットの秘密」「魔女の屋敷」「思い出の写真館」の5つのお話から構成されています。
どのお話もミステリアスで、ユリさんの話の進め方に、小気味よいほどひきつけられていくのです。
5つのお話も絡み合って、ちょっと切なさも残って、何度も読み返したくなります。
こんなに素晴らしい短編が書けるユリさんの才能に、圧倒されます。
子どもの頃、「むこうがわ」は今りよずっと近かったことを思い出しました。
子どもたちは、喜んで読むことでしょう。
続編がすでに待機中・・そんな予感がします。