STONE HEAD2011/09/17 10:44

STONE HEAD ・・石彫:彫刻家のお友達のブログのタイトルです。
「ぼくらは闘牛小学生!」を紹介してくれました。
http://www.tamaky.com/mt/archives/2011/09/post_1859.html
「作品は、自分のものだけど自分のものではないんだな・・」
ここにぐっときました。
中越地震の時、多くの人が、満天の星空を見上げました。
そしてお友達も、東日本震災の夜、仙台の満天の星空を見上げたのです。

福島で2011/09/18 21:11

残暑もクライマックス!最高気温34度の福島に行きました。
おとやんと原発事故の事を話をして、NEWTONの原発特集号をもらって帰りました。
福島市内へ向かう道々、道路の真ん中に「本日の空間線量は0.86です」という大きな立て看板が掲げてあって、はあ~・・・とため息が出ました。
この暑さの中、福島の町の中は、にぎわっていました。
駅前のスーパーに車を止め、とある座談会に出席。
福島の農家さんと主婦の方が集まって「食」について考えるというものです。
現場の声は、勉強になりました。
番組を作る方も、消費者の方も、座談会で話を聞くだけでなく、農家で1日ぐらい仕事をしてみてください。
頭でいくら考えても、「食」については見えないと思います。
自分が発言したことを、明日、まとめてみたいと思います。

食について2011/09/19 15:09

昨日の会は、自分の感じていたことを言葉にするきかっけだったと思います。
やはり、いろいろな人の考えを聞くことは、とても大事だと思いました。
今回の原発事故によって、食の安全性が脅かされています。
改めて、食の問題が表に出てきたようにも思います。
3.11で、直感的に、これまでとは違う価値観が求められていると感じた人は多かったはず。
エネルギー問題や、生き方も含めて、価値観の転換点なのかもしれません。
「農家を支える」「福島の農業を再生させる」・・本当にありがたいと思います。
でも、ちょっとだけ違うんです。
「きみ作る人」ぼく食べる人」のCMが問題になった時代がありましたが、いまはその体制が当たり前になりました。
消費者は「買ってあげる」立場であり、「たくさんの選択肢の中から自分の判断と責任において賢く選び取って消費する」立場です。
もちろん、私自身も消費者です。
この消費社会の中で、自分たちの命を支えてもらっている・・という「いただきます」という感覚は希薄になってしまったのかなと感じることがあるのです。
かつては都会暮らしの人も、田舎に実家がある人もいて、農業の現場を知る機会は残っていました。
でも今は、数世代にわたって都会暮らしで、食の現場を知らない人も増えています。
「お客様は神様」であり、「消費者のニーズにこたえることは生産者の役割」であることは承知しています。
でも、本当にそれが行き過ぎたら、消費者は貴族になってしまいます。(自戒も込めて)
生産者と消費者は、互いを支え合うイーブンな立場でありたいものです。
互いを理解するために、言葉は必要です。
そして、言葉を理解するには、現場を知る実体験が必要なんだと思います。
今は金にあかせて輸入作物もどんどん食べることができるし、減反などもしているので、食糧なんか余ってるじゃないの、、、と危機感は薄いと思いますが、将来的に、札束を食って生きることはできないと思います。
放射能問題だけでなく、実は今、食のがけっぷちに立っていることを、生産者と消費者が共有していく必要を感じています。
教育とマスコミの果たす役割も、大きいと思います。

書くこと2011/09/20 20:00

物語を書いています。
ゴールは見えたので、あとはそこへ向かって旅をしていくだけ。
旅の途中、書いている本人もびっくりの意外な展開があったりして、これも楽しみです。
原稿画面をちら見した娘がぼそり・・。
「最近、怒り心頭ばかりで書いているけどさ、以前みたいに、自然のほのぼのとした話も書いてみたら?お母さんのためにもいいと思うよ」
あらら・・またまた、本質をついてくるなあ・・。
確かに、怒りは自分にとって、創作の原動力でした。
疲れた心を柔らかく包むような物語・・また、書きたいです。

むこうがわ行きの切符2011/09/20 22:48

むこうがわ行きの切符:小浜ユリ著:ポプラ社を読みました。
ポプラズッコケ文学賞を受賞され、昨年デビューされたユリさんが、早くも2冊目を上梓されました。
短編集の形になっているので、毎晩、寝る前に1話ずつ読んだのですが、優れた短編を味わいながらのしあわせな時間となりました。

「ゆびきりげんまん」「ふしぎな切符」「ブレスレットの秘密」「魔女の屋敷」「思い出の写真館」の5つのお話から構成されています。
どのお話もミステリアスで、ユリさんの話の進め方に、小気味よいほどひきつけられていくのです。
5つのお話も絡み合って、ちょっと切なさも残って、何度も読み返したくなります。
こんなに素晴らしい短編が書けるユリさんの才能に、圧倒されます。
子どもの頃、「むこうがわ」は今りよずっと近かったことを思い出しました。
子どもたちは、喜んで読むことでしょう。
続編がすでに待機中・・そんな予感がします。

台風接近2011/09/21 15:58

昨日から、こたつを出しました。
がっちり着込まないと、寒いぐらいです。
雨が強く、田んぼも水でガポガポの状態です。
3月の震災で、河川の堤防にはひびが入り、点検や修理も十分ではありません。
台風の通過は、今夜から明け方にかけて・・・・。
大きな被害が出ないことを、祈るのみです。

台風2011/09/22 18:24


台風が残していったもの…。
がぶがぶに水がたまった田んぼ(あんなにきれいな田んぼだったのに)。
冠水した道路(もう、水はたくさん)。
河川敷の草地も、やられてしまいました。
今日も、台風一過とはいかず、ぐずぐずと雨が降り続いています。
たとえ人間が重力を振り切って宇宙旅行ができたとしても、自然の力の前には、微々たる存在だと、思い知らされる日々。
お釈迦様の手の上の孫悟空を、思い出してしまいます。
ダメージは大きいです。
立ち上がろうとするたびに、ボデイブロー効かせてきますねえ。
あれ? あのだみ声は?!
「立て!立つんだ!どじょう!」
そうでした。
明日のどじょうでした。