絵本でともに育つこと2011/10/06 21:45

今日は、市内の小学校で、お話をさせていただきました。
テーマは読み聞かせについてなどですが、今年はお話の内容が前年までとはちょっと変わりました。
なぜなら、大震災があったからです・・・。
震災の体験が、いろいろな物の見方の転換を迫りました。
「読み聞かせ」という言葉は、今の自分にとってふさわしくないな・・と思っています。
絵本を子どもに読んであげるとしても、言葉を声に出すことで、読み手の大人にも、作家の思いがこもった言葉、吟味しつくされた珠玉の言葉が、しみ込んでいくような気がします。
大人が子供に読み聞かせるのでなく、一緒に絵本を味わって、一緒に育っているような気がします。
被災地では今も、体と心の不調を訴える人が少なくありません。
それだけの、大きな打撃だったのです。
そんなときこそ、力になる言葉を味方につけたいと思います。
それから・・・・被災地の子どもも大人も、本当につらい思いをしたし、今もその苦しみは少なからず続いていますが、きっとこの体験が、力になると信じたいし、力に変えていかなければならないのだと、思います。

*新潟日報に掲載された書評が手元に届きました。
小千谷の闘牛の中越地震の経緯について触れてあるのですが、文章が強い力を持っています。
菅先生が、小千谷の人々と、本に対して、心を込めて書いてくださったのがわかります。
本当に、ありがとうございました。

生産者にインタビュー2011/10/07 20:16

直売所で、毎月発行の通信の、(生産者に突撃インタビュー)欄を担当しています。
きょうは、Sさん宅へおじゃしました。
Sさんの所からは、我が家の愛兎ラッキーがやってきたので、ラッキーの故郷のウサギ小屋を見せもらいました。
扉を開くと、そこはサバイバルの野生の王国でした~。(ラッキーは、箱入りです…)
Sさんは、なんと8種類の米を作っています。
種まきの段階から、どの種か間違わないように、ふくろを色分けしたりと、苦労はあるそうですが、新しい品種にも挑戦する、チャレンジャーです。
「作ってみない事には何もわからない」・・この言葉、ぶんぶんうなずきました。
お客さんとのコミュニケーションも大好きというSさん。
お米のほかに、ブドウやイチゴなど、多品目を生産することで、直売所に来るお客さんに、楽しんでほしいと言います。
もちろん、Sさんも、農業を心底楽しんでいます。
帰りがけに、りっぱなブドウをいただきました。
おいしかった~!

長女の帰省2011/10/08 21:10

長女が長期の休みが取れたので、帰省しました。
晩御飯は、豚汁と焼き魚(吉次)のリクエスト献立。
新米の炊き立てご飯に、塩うにをのっけて食べました。
バウムクーヘンにお土産話もたくさん加わって、久しぶりにゆっくり晩御飯を食べました。
おなかもぷっくり、ふくれました。

福島へ2011/10/09 20:38

快晴の中、長女と福島へ。
実家のあるところは、果樹地帯。
梨が盛りで、次に控えるように、リンゴが赤く色づき始めています。
東京へ修学旅行にいった子どもたち(母校のようです)が、自分たちの発案で、桃を配ったと聞いています。
農家の子どもは、親の苦労を小さい時から見て知っています。
台風が来ると、家族総出で落ちてしまった果実を拾い集めるのです。
小さい胸を痛めながら、肩を落とす親たちの姿を目で追っているのです。
そして、今回の震災。
自分たちもなんとかしなければ・・・そう思っているのが、よくわかります。
そんな子どもたちの気持ちが、まっすぐ、桃を受け取った人たちに届きますように・・・・そう、願わずにいられません。
実家の裏手にある学校では、地区民の運動会が開催されていました。
パン!とはじけるスタートの音や、アナウンス。
除染が済んで、開催できたとのことで、これまでとはちがったように耳に響きました。
おとやんに庭の花をつんでもらい、おかやんの墓に手向けました。
福島の山は、青々とした空に、いつもと同じようにそびえていました。

お釜2011/10/10 18:47

超多忙のそうべえがなんとか時間を取り、娘二人と蔵王のお釜へGO!
実は、昨年の11月に娘達とお釜へ行ったものの、前日に山頂付近の道路が通行止めとなり、まさしく門前払いを食ったことへの、リベンジでもありました。
今日は晴天に恵まれ、気温も25にアップ!
ところが、暖かいのは下界だけで、お釜付近は12度に加え強風が吹きつけます。
冬用の防寒着を着ていても、冷たい風に体温が奪われ、さむ~い!
それでも、美しい風景に、心が癒されました。
帰りは、蔵王名物の里芋と大根を求め、夜はサトイモの煮ころがしと大根みそ汁で、おなかも心も満足でした。

バタバタと2011/10/11 20:52

今日は朝からばたばたと過ぎていきました。
午前中は市役所で手続きやら雑務。
午後からは市内の小学校でお話をさせていただきました。
若いお母さんたちは、キラキラしています。まぶしいほど!
みなさん、子育てで必死なはず…。
今、放射能問題で心配している若い親の世代の気持ちも、よく分かります。
ただ、自分としても、その時期を過ごしてきたからこそ見えることもあるわけです。
ばあちゃんになりつつある・・ってことでしょうか!?
講演では、「言葉の力」についてのお話しました。
小学校からの帰り足で、じっちゃんの病院へ回り、晩御飯の用意も滑り込みセーフ。
夜、久しぶりにフェイスブックを開いたら、なんと、昔我が家にホームステイしていった、タイの友人とつながりました。
フェイスブックって、交友関係、どうして、わかるんだろう~!?

地元で2011/10/12 17:29

3校続いた小学校でのお話も、今日が最終日。
地元なので、いきなり、知った顔がたくさん・・。
(恥ずかしかったです・・)
でも、楽しく絵本で遊んでいただき、こちらも元気をもらいました。
ありがとうございます。