言葉2011/11/10 20:47

今日は、(言葉)について考える日。

*県会議員の立会演説会に行ってきました。演説会なるものには初めて行きましたが、説得力のある言葉、人の心を動かす言葉とはどういうものなのか、興味深く聞きました。

*入院中のじっちゃんと、一瞬、コミュニケーションが取れました。
「寒くてわがんね(寒くてだめだ)」とはっきり聞こえました。
外国語のような言葉の洪水の中に、状況とマッチする言葉が見える瞬間は、どきりとします。
「言葉」とは、本当に不思議なものです。

*おとやんの誕生日。
「84歳おめでとう」「調子どう?」「今朝は寒かったね」「じゃぁね」
電話口で話した言葉を並べてみました。
たった4つ。
おとやん、こんな娘です…。

*LIVE福島の動画を観ました。
へ~、斉藤和義「ずっとウソだったんだね」を、鶴ヶ城の前で歌ったんだ…。
動画に対するコメントが、まっすぐ目に飛び込んできました。

「泣く気持ちはすごくよく分かる。・・・いま曲を聴いて涙を流している人たちがそうならないためには、涙­だけで終わらせず、冷静に考え、行動していく必要がある・・Cool head, warm heart.」

心に響いたのは、きっと、今の自分に必要な言葉だったから・・。

震災8か月目2011/11/11 20:51

震災8か月目の今日は、隣の市へ取材に行きました。
大学の同級生と、約25年ぶりの再会にもなりました。
職業も人格を形成するよね~、と、すっかり偉い立場にいる友人と○○君よびわりのため口、許してね。
長女が帰ってくるというのに、つい話が長くなり、帰りが遅くなってしまいました。
次女が夕飯を作ってくれて、助かりました。
震災から8か月。
次々といろいろなことが起きて(今日はTPP参加表明まで)、震災の記憶もあっという間に風化していくのでしょうか。
震災禍は、まだまだ進行中です。

8か月が過ぎた沿岸部2011/11/12 18:44

季節風の分科会で知り合ったKさんが、はるばる滋賀から夜行バスで宮城に来てくれました。
亘理で待ち合わせて、亘理~山元~新地を巡りました。
沿岸部に連なる瓦礫(生活の跡)の山々。
何度か訪れてはいるものの、ずっとカメラを向けることができませんでした。
今日はKさんと一緒だったこともあり、数枚の写真を撮りました。
流されてしまった親戚の家の跡も、ためらいましたが・・カメラに収めました。
この瓦礫(生きていた人たちのかけら)を、どう処分できるのかも、壊れてしまった家をどうやって片づけるのかも、想像はできません。
でも、一歩ずつ歩んではいると思います。
Kさん、来てくれてありがとうございます!
たくさんお話も聴けて、本当にうれしかったです。

新地からのぞむ相馬港2011/11/12 18:55

新地町のはずれから、相馬港を観ました。
車から降りると、群青色の海と潮の匂い、波の砕ける音に包まれました。
ここは、防波堤が津波に突破され、道路も寸断されて通行止めになっています。
砕けた防波堤を見ると、波の力のすさまじさを感じずにいられません。
光が点滅しているのは、相馬火力発電所です。

農協祭2011/11/13 16:01

昨日今日と、地元の農協祭がありました。
とても賑わっていました。

JICA東北2011/11/13 16:03

今日、農協祭に足を運んだのは、JICA東北のスタッフに会うためです。
角田の農協とJICAの結びつきは深く、我が家でも、たくさんの研修生を受け入れてきました。
この体験をもとに書いた本が「チョコレートと青い空」(そうえん社)です。
最近内向きと言われている日本の若者ですが、ネットだけでなく、実体験を通して、世界に目を向けることを、ぜひお勧めしたいです。
私自身も、交流を通して、人類文化の多様性に対する尊敬と、家族愛という共通の心を、何度も認識させられました。
外の世界と接しないと、自分も見えないものですね。
JICA東北では、広報誌を展示して広報活動をしていました。
若いスタッフの方とお話しできて、良かったです。

ナルシスト2011/11/14 19:15

朝、仕事へ出る前に、そうべえから面白いことを聞きました。
「不思議なことがあってさ、この頃ダンプのバックミラーがやたら汚れているんだよ」
そうべえに、謎解きも教えてもらい、楽しみに牛舎へ向かいました。
はたして・・いました!
腹が黄色みがかった、キセキレイです。
彼はバックミラーに映る自分の姿に、懸命に求愛をしているのです。
ギリシア神話のナルシスは、和泉に映る自分の姿に恋をして泉に引き込まれてしまったそうな・・。
キセキレイ君も、このまま不毛の恋に散るのかな?