巡ってきた3月2012/03/01 18:20

今までの寒さがうそのように、最高気温が9度まで上がりました。
今日から3月。
どうしても、1年を振り返ってしまいます。
集金に来た餌やさんは、津波被害の山元町に住んでいます。
相馬や福島沿岸部にお客さんが多いので、いろいろな情報を聞かせてくれます。
福島の原発に近い部分は、角田とはけた違いの厳しい値が、いまだに出ていることも聞きました。
「でも・・」と、餌やさんは続けます。
「1年前は、何をどうしたかもわからなかったけれど、ずいぶん落ち着いたように思いますね。南相馬では、新しく家を建てた人もいるんですよ」
どんな時も、前に進むパワーを失わない人がいるんだな・・とハッとさせられました。
餌やさんは、こうも言いました。
「皆、変わった気がしますよ。なんか、助け合うっていうか、互いを思いやる気持ちが深くなった気がします・・・」
支え合わなければ生きてければいけない厳しい状況にいるということですが、得たものもたくさんあるんだな・・そう、思え手、笑顔で餌やさんと別れました。
昨日は、やっと、某紙への寄稿文を送付しました。
1年を振り返ってのエッセイですが、書き上げるのに、とても苦しみました。
「こんなもの送るな」と、そうべえに星一徹張りのちゃぶ台返しを2度も食らって、悔しさのあまり原稿を丸めて投げましたとも。
「エネルギーがたりないんじゃないのか?」と、白んだ目で一瞥され、ムキ~!と発火(このように、脳内が大変単純な構造になっております)。
おかげで、まだ火がくすぶっております。

コメント

_ 草の香り ― 2012/03/01 22:00

今日下の子の高校卒業式でした。
代表の子が答辞で「学生だからという甘えで自分を許したくない。震災後の初の卒業生として、日本を支えられるように自分に何ができるか考えられる大人になります。」
と言ってました。なかなかに感動的でした。
私も若いもんにゃ負けられん。私もがんばります!

_ どじょう ― 2012/03/02 08:28

>草の香りさま 大人が右往左往する間にも、若い人たちは、未来を観ていますよね。教えられます。私もがんばります!

トラックバック