サバのみそ煮のいうとおり2012/03/15 16:21

小川美篤さんの「サバのみそ煮のいうとおり」(朝日学生出版社)。
第1回朝日学生新聞児童文学賞の最終選考で大賞を争った作品が、小学生新聞に連載され、このたび発刊となります。
連載中から子どもたちの人気を集めたわけが、読んでみてよくわかりました。
舞台は、とある子ども病院。
主人公たちは、毎朝自分が生きていることを確かめずにいられない、切実な日々を生きています。
けれども、ユーモアを交え、決してじめじめせずに、たくましさとなんともいえない生きることの切なさに、ほろりとさせられてしまいます。
看護師の青木さんが、言葉では突き放しながら、主人公の明彦を、悲しみごとぎゅっと抱きしめるシーンが、大好きです。
全体に流れるのは、小川さんの優しいまなざしです。
そして、小川さんでなければ描けなかった世界観が、そこにあると思うのです。
小川さんとは、森林のまち童話賞の授賞式でお会いしました。
あの時、大賞をとられて児童文学界にデビューされた小川さんを追いかけ、私も書き続けてきました。
バボパさん、おめでとうございます。
そして、すてきなご本を書いてくださって、ありがとうございます!

コメント

_ バボパ ― 2012/03/15 23:35

本のご紹介、ありがとうございます。創作でご自身の強味をお持ちのどじょう様がまぶしいです。

_ どじょう ― 2012/03/16 08:41

>バボパさま とてもいい本だと思います。私も、「サバのみそ煮のいうとおり」と、唱えます。

_ のみのみ ― 2012/03/16 20:49

えっ!バボパさんっ!?
わあっ。お久しぶりです。
そして、おめでとうございます。
「サバのみそ煮の…」って、あのお作品ですよね。
やったっ。ほんと、嬉しいです。
私も、早く読まなくっちゃ~!!

どじょうさん、いつも、出会いの場所を(勝手に)お借りしてすみません!
ありがとうございます♪

_ どじょう ― 2012/03/17 08:37

>のみのみさん あの作品・・ということは、のみのみさんは、ずっと前からご存知だったんですね。長い時間をかけて練られたそうですね。

_ バボパ ― 2012/03/18 11:14

>のみのみさま
愛知県の方でお会いして以来ですね。ご活躍、しっかり把握しております。のみのみさまの新作、読ませていただきます。

>どじょうさま
こういうときしか出てこなくてすみません。この場をお借りして、懐かしい人との出会い、ありがとうございます。
これもひとえに、どじょうさまの御人徳!北に向かって最敬礼。

_ どじょう ― 2012/03/18 19:28

>バボパさま のみのみさんとも連絡がとれてて・・うれしいです。とってもうれしいです!

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