2012/12/04 17:42

朝からバラバラと雨粒が落ち始め、お昼ごろには予報通り、大粒の雨。
午後から雨が上がり、今度は風が急に強くなりました。
寒冷前線が通過したのです。
足元も悪いし、どうしようかと迷いましたが、夕焼けの紅色の雲に誘われて、犬の散歩に出かけました。
けれども、幹線道路に出るころには、空は灰色と黒の重層の雲に覆われ、低空の灰色の雲だけが飛ぶように流れていきます。
強い風で山の木々からちぎれた木の葉が空へ吹き上げられ、カラスたちといっしょくたに、風にもまれています。
風が吹き付けてくると、耳元で空気がこすれる音がすると同時に、耳がふさがれるような感覚になります。
こりゃひどいわ・・と思っていると、上空からトンビの鳴き声が落ちてきて、ハッとします。
トンビも、気流に翻弄され、さぞや苦労しているのでしょう。
散歩を終えて、家に帰りつくころには、こんもりとした杉山がふくらみを失い、黒いシルエットの中に身をひそめようとしていました。
今日の、帳の時間でした。

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