2013/05/01 06:55

昨日は、病気の子牛をトラックに乗せ、往復6時間かけて盛岡まで行ってきました。
岩手大学の動物病院で、教授自らの執刀で開腹手術をしてもらいました。
手術は4時間半はかかったでしょうか・・。
子牛の状態は悪く、途中で心臓が止まった時はみんなで凍りつきましたが、命を生かすために、獣医さんたちもが私たちも、必死の時間を過ごしてきました。
家についてから、子牛が温めたポカリスエットを2リットル飲んだのでほっとしました。
今朝も、ポカリを2リットル飲んで立ち上がりました。
生きようとする力・・・本当に、凄いな・・。
がんばれ~!

命のバトン2013/05/03 20:42

*子牛は元気です。
ですが、固形物を食べてきちんと消化管通過できるようになるまで、まだ越えなければならないハードルがあります。
命を預かっている限り、手を尽くしたいと思っています。

*出版社からうれしいニュースが入りました。
「命のバトン」(佼成出版社)、重版がかかりました。
ひとりでも多くの子どもたち(大人も!)に読んでもらえますように
(*^_^*)

*みやのうからもうれしいニュースです。
マオとサニーが、7,8月にお母さんになります。
母牛のおなかの中で津波を生き抜いた命が、新しい命を生み出していくのです。

猪との遭遇2013/05/04 20:42

GWにつき、お江戸から長女が里帰り。
最寄りの駅に迎えに行き、家に向かう途中、猪に遭遇しました。
まるでモヒカン族のような、立派なタテガミの雄です。
長女は、「写真を撮るから車をとめて」と面白がって言いますが、こちらは恐ろしさが見に染みています。
雄の猪に突進されたら、車はぼこぼこにされてしまうことでしょう。
猪が俊敏に歩を進めるたびに、シュンシュンと、筋肉質の足に草があたる音がして、ぞくぞくっとします。
娘よお帰り、野生の王国に!

福島から丸森へ2013/05/05 17:24

福島のおとやんが風邪のため、会いに行ってきました。
元気そうな顔を見て、花の咲き乱れる庭を見て、保原経由で丸森へ行きました。
丸森町は、阿武隈川が流れる、美しい里山の町です。
萌える山々を眺めながら、長女から、山にまつわる思い出話を聞きました。
山を歩いている時、皆からはぐれないように必死で歩いていたこと、山の中の独特の空気や音のこと・・・。
東京で生きる娘の心の中でも、山は確かに息づいているんだな・・、そう感じました。

2013/05/07 20:43

ひと山越えたところで、大きな虹に会いました。
虹の下には、亘理の海があります。
長そでシャツにフリース、そしてダウンのベストまで重ね着した、肌寒い日。
時雨が、虹に姿を変えたのでした。
夜はそうべえとふたり、仙台空港まで息子を送りました。
息子は夜空を飛んで、遠い関西の職場へと戻ります。
わたしたちのゴールデンウイークも、終わり、いよいよ田植えモードに突入です。

2013/05/09 20:42

今日はやっと暖かい日となりました。
こんな日は、朝たっぷり水をかけ、ハウスのビニールも開放し、午後から再度、苗の様子を見に行かねばなりません。
暖かい陽気に誘われたのか、畑の上には、アオダイショウが長々と寝そべっていました。
ハウスの中に入ると、ネズミがあわてて逃げ出しました。
カナヘビやカエルも飛び出し、大賑わいです。
まんべんなくかけたつもりでも、水が行き届かなかったところは、くるくると葉が巻いていきます。
乾いたところに水を手当てしてやります。
夕方、帳が下りてひんやりとした空気の中、ハウスのビニールを閉める時間が・・私は好きです。

蛙や2013/05/10 19:33

*ハウスのビニールの上の蛙や。お前は、朝日で体を温めているところかい?
―ああ、そうだよ。これから、大事な仕事が待っているからね。
へえ、蛙にも大事な仕事があるのかね?
―なんていったって、食うことさ。さあて、今日は何を食べようか。まずは羽虫だろ、そうだ、ちょっとぱさぱさするが、シジミチョウもいいな。
*ねえ、かわいい蛙や。ちょっとこっちにきて、手の上に乗ってみるかい?
―だめだめ。人間と遊んでいる暇はないよ。生きることに必死なんだからね。

朝の、ひと時でした~。