新玉ねぎ2013/06/10 20:41

軽トラに乗って、そうべえをを直売所に送る道すがら、近所のおばあさんとすれ違いました。
80才を超えたおばあさんは、背中も丸くなっていますが、常に一輪車を押しながら毎日よく働いていて、私もひそかに尊敬しています。
今日は、一輪車に、畑からとったばかりの新玉ねぎを山盛りにして押していました。
すれちがいざまに、「あれ!?」と、そうべえ。
道路に、玉ねぎが一個、ぽつんと落ちています。
「おばあさんが落としていたんだなあ」と気に留めながらも、そのまま車を進めました。
直売所からの帰りに、先ほどの道を通ると、玉ねぎがまだ道に転がったままです。
このままでは、他の車に踏みくだかれてしまうかもしれません。
軽トラから降りて、玉ねぎを拾いあげました。
すると、新玉ねぎの軸から、まるでパンチを食らったような、鮮烈な香りが噴き出しました。
新玉ねぎは、おばあさんの家の入口に、そっと置いてきました。
今晩のおかずは、新玉ねぎとみそのあえ物に決まりです。