アサギをよぶ声2013/06/18 19:03

森川成美さんの2冊目となる「アサギをよぶ声」(スカイエマ絵:偕成社)がすごい!
縄文のころ、女性でありながら戦士になりたい少女アサギの物語。
文章の切れ味が、実にいいのです。
そして、縄文の世界が目の前に再現されたようなリアリテイー!
全編を通じて揺るがないリアリテイーの迫力は、心地よいほどです。
アサギを支える精神「モノノミカタ」も、以前、個人的に森川さんに教えてもらった「法学は科学」という言葉に通じているように感じました。
森川さんの描かれる「ちゅいえこ」も「アサギ」も、やっぱり、ハンサムウーマンに思えます。
スカイエマさんの絵も、表紙を見て思わず手に取りたくなるのでは、と思うほど素敵です。(赤色とサルの愛らしさがとても印象的!)