2013/08/27 20:32

わし、おじちゃんでがす。
そうべえさんが、わしのこと「隣の家の猫」とよんでっけど、隣っていたって、一山越えてくんだがんね。
このところ、そうべえさんちの、山の牛舎に通ってるんでがす。
風にのって、子猫のビービ―鳴く声が聞こえたもんでよ。
様子を見に行ったれば、事務所に子猫が2匹でいたんだが、親と早く別れたせいか、これが右も左もわがんねえんだな。
子猫も大きくなって、夕方のえさの時間までは外で遊んでいるようになったから、わし、面倒見てやることにしたんでがす。
2匹して「おじちゃ~ん、あそんで!」って来るのも、まずめんこいもんだ。
ここは、キツネもタヌキもウサギもイノシシもいる、いわゆる、野生の王国だ。
おじちゃんが、生き抜くすべを、ちゃんと仕込んでやっからな。
何?お礼にキャットフードだと?!
そだものいらねえよ。
いや、やっぱ、ちょぴっとちょうだい