天の原 ふりさけみれば2016/12/13 19:43

「天の原 ふりさけみれば:すずき大和:出版ワークス」。
天の原振りさけ見れば春日なる三笠の山に出でし月かも
百人一首にも収録されているこの歌の作者は、1300年前に生きていた阿倍仲麻呂です。
仲麻呂は、十代の若さで遺唐使として海を渡り、玄宗皇帝にあつく信頼され、長く唐に留め置かれます。
やっと帰国が許され、船出の時に詠んだ歌でした。(結局、船は唐に帰り着いてしまい、帰国はかないませんでした)
奈良大学の上野誠教授による解説も感動的でした。
「・・・・この歌はもはや仲麻呂の歌ではなく、みんなの歌となりました。みんなこの歌で、仲麻呂のことを思い起こすのです。あなたも、わたしも。」
この絵本を読んだ後は、私も思い起こすことができます。
日本と中国を結ぶことを夢み、志高く生き抜いた仲麻呂のことを・・!