どじょう日記

宮下恵茉さんの：「キミと、いつか。 すれちがう“こころ”　（集英社みらい文庫）」
女子の絶大な支持を得る「キミいつ」シリーズ5巻目。
シリーズ第1巻目の主人公は麻衣が戻ってきました。
1巻で片思いをみのらせ、小学校の時から好きだった小坂とつきあいはじめたのですが・・・。
この頃の小坂はなぜかそっけなく、その理由を尋ねることもできずに、ゆれうごく麻衣の心。
そんな時に、他の男子から急接近された麻衣は・・。
麻衣の葛藤はリアルで繊細で、自分を重ねる女子、多数ですね～。
小坂の態度の理由があかされるシーンでは、読んでいてじ～んとしました。
「直球勝負」という言葉も、とても生きています。
作品中には、2～4巻の主要人物たちも絡んできて、シリーズを読んできた読者にとっては、クラスメイトのような存在になっているはず。
次の巻への期待も高まります！