どこどこ山はどこにある2018/10/03 21:17

おおぎやなぎちかさんの「どこどこ山はどこにある」:松田奈那子さん絵:フレーベル館。
まどかには大好きなひいおばあちゃんこと「ひいちゃん」がいます。
ある日ひいちゃんは、家からふらりと出かけたかと思うと、空色のバスに乗りこみます。
ひいちゃんをおいかけも同じバスに乗りこんでしまったまどか。
ひいちゃんは、「どこどこ山に行く」といいます。
バスがついた先は、不思議な山。
知らない男の子、しゅうちゃんとタローが待っていました。
まどかはどこどこ山で、ちいちゃんという女の子、そして、しゅうちゃんやタローと遊びます。
知らないうちに家に戻りますが、まどかはその後も、ひいちゃんといっしょに、空色のバスに乗ってどこどこ山へ行くのです。
どこどこ山の謎が解けるとき・・・、なんともいえない切なさ、なつかしさ、そしてあたたかさが胸に押し寄せてきます。
おおぎやなぎさんの世界観があふれる、命のつながりを描くファンタジーです。