農婦のつぶやき:牛の涙2019/03/21 10:18

農婦として考えていることを、たまにつぶやきます。

「牛は出荷の時、殺されることが分かって涙を流すのでしょう?」と言われることがあります。
はっきり言って、わかっていないと思います。
もし、本当に殺されると分かっていたら、本気で暴れることでしょう。
体重800キロ近くの牛が本気で暴れたら・・人の手におえません。
牛は臆病なので、何時もいる場所から移動すると、不安になって涙を流します。
お産で苦しい時も、不安になって涙を流す時があります。
不安な時に涙を流すことが多いように感じています。
先日、同じ部屋に住んでいた牛がいななって、一晩ほど、牛がモーモーと鳴いていた時がありました。
これも、いつもと違うことが、「不安」に感じるのだと思います。
人の「悲しい」というのと、ちょっと違うような感じがします。

山の学校2019/03/22 10:27

墓参の日は、毎回、山の学校です。
頭が悪すぎて、何度聞いても覚えられませんが、そうべえ先生が粘り強く教えてくれます。
檜のはだ(樹齢によって変化します)、セコイアの花、杉の花。


朝日新聞2019/03/23 11:56

仙台市泉図書館でのお話しの様子を、朝日新聞で紹介していただきました。
記事の中で紹介されているのは、飯舘村の渡邊とみ子さんの「あきらめないことにしたの:新日本出版社」です。
震災はあまりに巨大で複雑です。被災も、人それぞれに様々です。
でも今、震災の実体験のない子供たちも増えています。
ノンフィクションが、震災を知ったり、考えたりするきっかけになればと願っています

https://www.asahi.com/articles/ASM392TS3M39UNHB002.html?fbclid=IwAR2DsQZiMdN8xdNiNVtYzlEw8OGBTjuGR6mrIqNI_dPIZmVJF28Vp87XTX8

光の朝2019/03/24 11:54

牛舎からの帰り道。
「梅の香りがうれしいね」と声をかければ、「春だもの」と言われたような、光の朝。

農婦のつぶやき:生活者への道2019/03/25 11:57

良く、生産者と呼ばれたり、農家と呼ばれたりします。
どうでもいいことかもしれませんが、自分としては、生産者よりは農家と呼ばれる方がしっくりきます。
というのも、生産者というと、文字通り「作る人」なので、物足りない感じがするのです。
農家とすれば、その背後にある、農業を生業としてきた人の歴史や知恵も流れているような気がします。
どうでもいいことかもしれませんが・・。
一方、生産者の対語である消費者は、「消費する人」です。
これも、なんだか物足りない感じがします。
最近、「食べる通信」の創刊者である高橋博之さんの本を読んでいたら、「生活者」という言葉がました。
生活者を「食べ物を活かして生きる人」と意味付けしていました。
食べ物やサービスをただ消費するだけでなく、活かして生きることができたら、その方が良いような気がします。

むこう岸2019/03/26 16:53

日曜の午後に足首を捻挫。そのまま牛舎にいっても大丈夫だったのに、夜にひどく痛みだし、昨日から安静にしています。
悪いことだけではありません。
読みたかった本も読むことができました。
安田夏菜さんの「むこう岸:講談社」は、読んでよかった~!と思いました。
生活保護や貧困という重いテーマながら、読後感もよく、胸を打つフレーズにも出会いました。
物語には、力がありますね。

キミといつか。ボーイズ編2019/03/29 20:09

宮下恵茉さんの「キミといつか。ボーイズ編 ぼくたちの本音:集英社みらい文庫」
大人気の"キミいつ"シリーズ。
これまで、なん組かの中学生カップルの物語が、女子の視点で描かれてきました。
読者(特に女子)は、主人公に自分を重ねて心を動かされてきたわけですが、なんと、今回は、相手となる男子の視点!
男子たちも、時には、(女の子にそれをいっちゃまずいよ)発言をしてしまったり、自分に自信がなくて弱気になったり、自分の気持ちにまっすぐであろうとしたり、揺れ動く気持ちはおなじなんですね~♥
でも、同じようでやっぱり少し違っていて、そこがとても興味深かったです。*面白い企画です!
読者からの「男子の気持ちが知りたい」という声から生まれたというボーイズ編。
ボーイズ編を読んだら、ガールズ視点の物語を再読したくなりました!
次刊からは、読者の体験をもとに物語が登場とのこと。
ますます目が話せません~✴