伊達政宗2020/03/18 09:17


伊達政宗を愛する、佐々木ひとみさんの「ストーリーで楽しむ伝記2 伊達政宗:岩崎書店」
群雄割拠の東北で生まれ、人生の師:虎哉禅師や、片腕となる伊達成実、片倉小十郎との出会いが、目の前にたちあがるように描かれています。
合戦のシーンや、秀吉、家康と知略で渡り合うシーンは、歴史物を読む際の醍醐味ですが、特に印象に残ったのは、政宗が仙台の町をどんな思いで造り上げていったかが詳しく書かれていることです。
政宗の思いの上に、今の仙台や宮城の暮らしがあるんですね。
先人から川のように流れる思いを知ることは、とても大事なことのような気がします。
本書を読んだ後には、仙台の街並み、愛宕神社や瑞宝殿を見る目も、変わりそうです。
個人的には、東北各地の地名がふんだんに出てくるので、わくわくでした。さらに、角田の名前や、片倉小十郎の後添えとなった真田幸村の娘、阿梅のエピソードもあり、大喜びでした♡
伊達藩の諜報集団:黒巾組も出てきましたね!(丸森の耕野に住んでいたと聞いています)

佐々木ひとみ版「伊達政宗」が、多くの人心に刻まれ、本としてしっかり後世に残る。ー素晴らしいお仕事だと思います。

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