ケープコースト2020/06/16 14:01

6年前の今頃は、アフリカのガーナにいました。
当時の駐ガーナ大使夫人の二階恭子さんに、「チョコレートと青い空」を英訳していただき、その出版記念会が首都アクラで行われたご縁で、ガーナへ行きました。
いろいろ見学させていただいた中で、忘れられないのが、ケープコースト。(首都アクラから車で約2時間)
白く美しい要塞は、まさに天国と地獄の共存する世界でした。
地上部に作られた教会と総督の豪邸、その地下には、鎖につながれた人々が牢獄に押し込められ、奴隷として海外へ連れて行かれたのです。
資料館も見ましたが、言葉を失うほど悲惨でした。
アフリカの人々を地下に閉じ込めながら、支配者たちは、地上の教会で何を祈っていたのでしょう。
今、世界的に広がるデモを見ながら、あの時見たケープコーストが頭によみがえります。