枇杷2007/07/01 21:51

我が家の枇杷が、今年ついに初めて実を付けた!

そうべえにせがんで、農協のグリーンフェアで買った苗を植えてもらったのが5年前。

枇杷の数は、たったの4個。ピカピカ輝いて見える。

美味しい実に育ってくれますように!

勝負服?2007/07/02 23:55

朝からの雨で、そうべも久しぶりに午前中はのんびり過ごす。

昼過ぎにどこぞへでかけたと思ったら、買い物袋を下げて帰って来た。

おニューの服を買ってきた。

さっそく、まっさらな綿パンツと、水色のさわやかなシャツ、下ろしたての靴下に身を包む。

今から江戸に、牛を売りに行くのである。

おかるに送られ、ひと山越えて隣町の新幹線駅へ。

車中、そうべえがふと、笑いを押し殺すように言った。

「オレンジ色のシャツも買ったんだけど、遊びに行くみたいでやめた・・」
そうべえの声は、うきうきはずんでいる。

「オレンジ?!なじょしてほだな色買ったのすかや?」おかる、びっくり。

「なんか、たまには明るい色を着て見たくてさ・・」そうべえ、相変わらずのご機嫌。

服の色には、着る人の心理状態が表れるという。

そうべえが水色を選んだため、家に置いていかれたオレンジのシャツ。

果てさてこの選択、吉と出るか。お楽しみは、明日の午後!

羹に懲りて膾をふいてくだされ2007/07/03 20:24

今朝、牛の餌やりに行って見つけた、悲しい景色。

運の悪いのが1頭、柵の間に首を突っ込んで立ち尽くしている。

何かの拍子に頭が入ったのだが、抜こうにも角がじゃまになって立ち往生の様子。

じっちゃんも、苦笑い。「牛にもいるんだ。こういう頭の悪いのが・・」

様子見するというので、おかるは用足しへ。家にもどるや、牛舎に行ってみると、問題の牛は悠々と餌を食べていた。

やっぱり心配になったじっちゃんが、孤軍奮闘、ぎりぎり牛の頭を捻じ曲げて、柵から抜いてやったという。

江戸から帰ったそうべえに、顛末を報告。そうべえも苦笑い。

「たまにあるんだよ、こういうことが。要領の良いやつは、頭の抜き方も覚えて、出たりはいったり自在な牛もいるんだ・・」

「きょうの牛も、頭の抜き方覚えたべか?」と、おかる。

「いいや!」と、じっちゃんが箸を休めて突然、話の中に入ってきた。

「あいつは懲りて、二度と頭つっこんだりしねえべよ・・!」

じっちゃんの確信に満ちた声は、牛の頭を柵から抜いたときのどんなに大変だったかを、如実に物語っていた。

どうかどうか、羹に懲りて、膾をふいてくだされ!

牛に願いを2007/07/04 20:12

夕べは、皆で揃って、新テレビドラマ「牛に願いを」を見る。

さびれた酪農地帯へ、関東農大の学生が実習にやってくるという設定。牛と聞いたら、黙っていられません。

牛の出産シーンは、我が家の日常そのもの。演技とはいえ、役者さんたちが、ひるむことなく牛の出産を助けるシーンに、びっくり。(えらい!)

母牛が子牛をなめてやる場面で、娘がぼそり・・。

「あれ、マッサージなんだよね。血行よくする・・」

「ほう!よく覚えていたな」

母牛が、生まれたての子牛をなめるのは、かわいいから・・ではない。

体の水分をふき取って体温の下がるのを防ぐとともに、子牛の血行を良くする役目もある。

ちゃんと農家の実態を描いてくれるのか、興味津々。

毎週火曜日の10時からは、しばらくドラマチェックに熱が入りそうである。

三春町へ2007/07/05 21:25

研修で、三春町へ。

学校統合で先進的に取り組む、三春町教育委員会を訪問し、示唆に富んだお話を伺う。

コミュニテイースクールの実践で有名な、三春小学校も訪問。

かつて藩校だったということで、子供たちは立派な木の門をくぐって毎日登下校するという。

子供たちの精神も、さぞやぴりりと引き締まるかもしれない!

町の中を見渡すと、あちらこちらに三春駒が飾られていた!

玄有さんの話を聞く2007/07/06 21:16

昨日から引き続き、東北地区教育委員、教育長研修会へ参加。

三春町出身の芥川賞作家、玄有さんの講演を聞く。

玄有さん自身も、三春町の教育委員を務めていたそうだ。

演題は「日本人の心のあり方」。

キーワードは、「八百万」であった。ひとつにまとめようがない、さまざまな価値観を、八百万の精神で許容する、日本人の精神の原点に返ろうという。

七福神の中の一人、恵比寿さんは、日本の神話にも関係があるという。天照大神の前に、蚊実の間に生まれた不出来の子が、蛭子(エビス)。この蛭子は、海に流され、海の守り神になり、やがて恵比寿様になったという。

八百万の神を感じる農民としては、興味深い話、満載であった。

七夕2007/07/07 21:38

今日は七夕なのだ。

そんなこともすっかり、頭から抜け落ちたまま日々をすごし、今日は今日とて、「ああ・・今日は七夕だっけ・・」と思い起こしては驚く始末。

あいにくの曇天だが、雲の上では、織姫と彦星が輝いているのだろう。

ちょとうれしい郵便が届いた。

某懸賞論文・エッセーコンクールで、2席入賞の通知をいただいた。

11月に表彰式があるらしい。そのころ、正式に発表します!