表彰式 ― 2007/10/01 20:49
朝から辞令交付式、市政功労者表彰式へと立て続けに出席。
今回の出席はちょっと気分が違う。
じっちゃんが、表彰を受けるのである。しかも、式の最後に、代表挨拶もする。
たんたんと式は進み、いよいよ挨拶の時間が迫る。おかるは、じっちゃんの真正面方向のいすに座ってカメラを構えた。
(じっちゃん、かまねでうまくしゃべられっぺか?)おかるまで、どきどき。
じっちゃん、立派に挨拶決めました!
午後からは、残ったササニシキを刈ってしまう。残るコシヒカリは、あと2,3日登熟させて刈る段取り。
緊張感漂う式典から開放され、ヒールから長靴に履き替え、田んぼに立つ。
田んぼの匂いが東風に乗り、なんとも心地よかった。
今回の出席はちょっと気分が違う。
じっちゃんが、表彰を受けるのである。しかも、式の最後に、代表挨拶もする。
たんたんと式は進み、いよいよ挨拶の時間が迫る。おかるは、じっちゃんの真正面方向のいすに座ってカメラを構えた。
(じっちゃん、かまねでうまくしゃべられっぺか?)おかるまで、どきどき。
じっちゃん、立派に挨拶決めました!
午後からは、残ったササニシキを刈ってしまう。残るコシヒカリは、あと2,3日登熟させて刈る段取り。
緊張感漂う式典から開放され、ヒールから長靴に履き替え、田んぼに立つ。
田んぼの匂いが東風に乗り、なんとも心地よかった。
チカラシバ ― 2007/10/02 20:44
夕方、早目に塾に行くという娘を、車で送る。
ふと畑の端に、黄色く可憐な花の群落が目に留まる。
おかる:「娘や、あの花は、ハキダメギクというのじゃよ」
娘:「ひでえ名前つけたもんだなや?あんなにめごいのに・・」
また少し行くと、試験管ブラシのような雑草が群落を作っている。
おかる:「娘や、あのごわごわの草の名前、わかっか?」
娘:「あれ、チカラシバでなかったっぺか?」
おかる:「ほ~良く覚えてたもんだなや」
娘:「おらの小せえころ、おかやんが、(この草は引っ張っても抜けねえ、運と力が要る草だから、チカラシバと呼ぶんだ)と教えてくれたでよ」
おかる:「ほ~ほ~、雑草の名前ば知ってる人間なら、真っ当に育つぞ」
おかるは目を細めてうなずいた。真っ当に育っかどうかは分からないが、道端の雑草に心を留めることが出来る気持ちが、ほんわりうれしかった。
ふと畑の端に、黄色く可憐な花の群落が目に留まる。
おかる:「娘や、あの花は、ハキダメギクというのじゃよ」
娘:「ひでえ名前つけたもんだなや?あんなにめごいのに・・」
また少し行くと、試験管ブラシのような雑草が群落を作っている。
おかる:「娘や、あのごわごわの草の名前、わかっか?」
娘:「あれ、チカラシバでなかったっぺか?」
おかる:「ほ~良く覚えてたもんだなや」
娘:「おらの小せえころ、おかやんが、(この草は引っ張っても抜けねえ、運と力が要る草だから、チカラシバと呼ぶんだ)と教えてくれたでよ」
おかる:「ほ~ほ~、雑草の名前ば知ってる人間なら、真っ当に育つぞ」
おかるは目を細めてうなずいた。真っ当に育っかどうかは分からないが、道端の雑草に心を留めることが出来る気持ちが、ほんわりうれしかった。
お土産 ― 2007/10/03 21:03
メタボ予備軍に片足を突っ込みつつあることに、危機感を抱くおかる。
涼しい空気に誘われ、久しぶりに犬のハナちゃんと散歩へ行く。(猛暑の中、歩く体力と気力が無かった)
道端はすっかり秋の気配。
草むらからは虫の声。雑木山からは、木の実が藪に落ちる音まで聞こえる。
野の花や草の、実に美しい。
エノコログサ、はきだめぎく、いぬだて、メヒシバ、オヒシバ、カヤツリグサ、そしてどんぐりまでお土産に連れて帰った。
車で往来していると気がつかない、小さいが確かな存在。
ゆっくり歩いてこそ味わえる風景は、贅沢な時間。
メタボの解消には程遠いが、おかげで気持ちは、すいっと軽くなった。
涼しい空気に誘われ、久しぶりに犬のハナちゃんと散歩へ行く。(猛暑の中、歩く体力と気力が無かった)
道端はすっかり秋の気配。
草むらからは虫の声。雑木山からは、木の実が藪に落ちる音まで聞こえる。
野の花や草の、実に美しい。
エノコログサ、はきだめぎく、いぬだて、メヒシバ、オヒシバ、カヤツリグサ、そしてどんぐりまでお土産に連れて帰った。
車で往来していると気がつかない、小さいが確かな存在。
ゆっくり歩いてこそ味わえる風景は、贅沢な時間。
メタボの解消には程遠いが、おかげで気持ちは、すいっと軽くなった。
おかるのお使い ― 2007/10/04 20:24
「米袋にかかけるブルーシートを買ってきて」
そうべえの指示で、おかる、町のホームセンターへ。
お目当てのシートは、12畳分の大きさだからずしっと重い。
併設のスーパーマーケットで、そうべえの飲み物を購入。
「あらら、お買い得?」
お肉の特売に魅かれて、ひき肉、ロース、ひれと3パックも買い込む。
「ちょっと、よけいだったかな・・」と思いつつ、車に乗り込んだところで、今朝方友だちのお仁ちゃんに教えてもらった耳寄り情報が、頭をかすめる。
「ちょっくら、いってみっぺし」
車を進めて着いたところは、巷で話題の「10円饅頭」店。
話の種にと、つい30個買い求めてしまう。
ブルーシートを買いに行ったはずが、なにやら見当違いの様相。
「安いと喜ぶ、その心根が安いのである」
そうべえの言葉がずしりと重い、おかるのお使いであった。
そうべえの指示で、おかる、町のホームセンターへ。
お目当てのシートは、12畳分の大きさだからずしっと重い。
併設のスーパーマーケットで、そうべえの飲み物を購入。
「あらら、お買い得?」
お肉の特売に魅かれて、ひき肉、ロース、ひれと3パックも買い込む。
「ちょっと、よけいだったかな・・」と思いつつ、車に乗り込んだところで、今朝方友だちのお仁ちゃんに教えてもらった耳寄り情報が、頭をかすめる。
「ちょっくら、いってみっぺし」
車を進めて着いたところは、巷で話題の「10円饅頭」店。
話の種にと、つい30個買い求めてしまう。
ブルーシートを買いに行ったはずが、なにやら見当違いの様相。
「安いと喜ぶ、その心根が安いのである」
そうべえの言葉がずしりと重い、おかるのお使いであった。
神秘のピラミッド ― 2007/10/05 21:22
米蔵の横に現れたこの三角は何だ!?
神秘のピラミッドが時空を超えて、ついに出現か?!
このピラミッド、ナイルの石も黒曜石も使用していない。モミすりの機械から噴出されるモミが積もったものである。
高さは、2メートルをゆうに越す。
我が家では、このモミガラを牛の床敷きに有効利用している。
(な~んだ、ピラミッドじゃないじゃん)と、いう声が聞こえるような・・。
いいや、実はここには、神官が住んでいるのである。
冬の間は、ぬくぬくと暖をり、春にはひょっこり顔を出してそうべえを仰天させる、お茶目なお方でもある。
はるか遠い昔、仲間の一人がエジプトのファラオの王冠に、その姿が飾られた。
ピラミッドパワーで、福を授けてもらえないかな?
神秘のピラミッドが時空を超えて、ついに出現か?!
このピラミッド、ナイルの石も黒曜石も使用していない。モミすりの機械から噴出されるモミが積もったものである。
高さは、2メートルをゆうに越す。
我が家では、このモミガラを牛の床敷きに有効利用している。
(な~んだ、ピラミッドじゃないじゃん)と、いう声が聞こえるような・・。
いいや、実はここには、神官が住んでいるのである。
冬の間は、ぬくぬくと暖をり、春にはひょっこり顔を出してそうべえを仰天させる、お茶目なお方でもある。
はるか遠い昔、仲間の一人がエジプトのファラオの王冠に、その姿が飾られた。
ピラミッドパワーで、福を授けてもらえないかな?
さつまいもケーキ ― 2007/10/06 20:51
お昼に母屋に行くと、玄関前にサツマイモがどっさり置いてあった。
叔父さんの畑からの、おすそ分けだった。
イモの大きくて立派なこと!これは、料理のしがいもある。
さっそく、ネットでレシピを調べ、さつまいもケーキにチャレンジ。
A:蒸かしたサツマイモをマッシュし、バターと砂糖の半量を加えておく。
B:残りのバターに、砂糖、卵、バニラエッセンス、小麦粉にベーキングパウダーを加えて練っておく。
AとBをあわせ、黒ごまも加えて190度で50分焼く。
すると、こんがり、大学芋風のいい香り。、なんとも優しい甘さのさつまいもケーキの出来上がり!
河川敷で乾草作りに大忙しのそうべえへ、3時のおやつにと、焼きたてのほかほかを届ける。
二人で土手に腰掛け、乾いた風の中で食べるさつまいもケーキは、熱々で美味しかった。
え?おかるとそうべえも熱々だって!?
叔父さんの畑からの、おすそ分けだった。
イモの大きくて立派なこと!これは、料理のしがいもある。
さっそく、ネットでレシピを調べ、さつまいもケーキにチャレンジ。
A:蒸かしたサツマイモをマッシュし、バターと砂糖の半量を加えておく。
B:残りのバターに、砂糖、卵、バニラエッセンス、小麦粉にベーキングパウダーを加えて練っておく。
AとBをあわせ、黒ごまも加えて190度で50分焼く。
すると、こんがり、大学芋風のいい香り。、なんとも優しい甘さのさつまいもケーキの出来上がり!
河川敷で乾草作りに大忙しのそうべえへ、3時のおやつにと、焼きたてのほかほかを届ける。
二人で土手に腰掛け、乾いた風の中で食べるさつまいもケーキは、熱々で美味しかった。
え?おかるとそうべえも熱々だって!?
いなご ― 2007/10/07 20:15
登熟を待つつもりが、思いがけないじゃま雨のおかげで今日まで刈れなかったコシヒカリ。
ついに、落成のとき。
田んぼとは暫しのお別れなので、おかるは最後の田んぼで、いなご捕りにいそしむ。
悪戦苦闘の末、小さな袋に約50匹を捕まえた。
稲刈りを終え、コーヒーとサツマイモケーキで一服をとる。
「そういえば、いなごって、稲の子と書くよね」と、おかる。
「ふむ。それならば、稲子は田んぼと稲妻の間の子供ってことかいな?」、とそうべえ。
稲刈り終了の安堵が、そうべえの冗談を冴えわたらせる(?!)。
おかるはさっそく、夜にいなごの佃煮をこさえる。
下ごしらえのすんだイナゴを、鍋に酒、醤油、砂糖を入れ、箸でからからと炒っていると、娘が台所に入ってきた。
鍋を覗いて一言。「無理!」
小さい頃は、一緒にいなごの下ごしらえ(羽や後ろ足をはずす)をしたり、喜んで食べていたのになあ・・。
ちなみにこのいなごの佃煮、高級品になると、100グラム400円で売っています。
*今日の写真は、そうべえ担当
ついに、落成のとき。
田んぼとは暫しのお別れなので、おかるは最後の田んぼで、いなご捕りにいそしむ。
悪戦苦闘の末、小さな袋に約50匹を捕まえた。
稲刈りを終え、コーヒーとサツマイモケーキで一服をとる。
「そういえば、いなごって、稲の子と書くよね」と、おかる。
「ふむ。それならば、稲子は田んぼと稲妻の間の子供ってことかいな?」、とそうべえ。
稲刈り終了の安堵が、そうべえの冗談を冴えわたらせる(?!)。
おかるはさっそく、夜にいなごの佃煮をこさえる。
下ごしらえのすんだイナゴを、鍋に酒、醤油、砂糖を入れ、箸でからからと炒っていると、娘が台所に入ってきた。
鍋を覗いて一言。「無理!」
小さい頃は、一緒にいなごの下ごしらえ(羽や後ろ足をはずす)をしたり、喜んで食べていたのになあ・・。
ちなみにこのいなごの佃煮、高級品になると、100グラム400円で売っています。
*今日の写真は、そうべえ担当
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