ミズ刈りに山へ2009/06/03 09:32

ミズ刈りに、山の登り口に立つ。

そこは杉木立に囲まれた、ほの暗い異空間。

ちょっとだけ気持ちを引き締める。

うっそうとした草を踏みながら、山道を登り始める。

ほどなくしてなじみの雑草は姿を消し、落ち葉ばかりが堆積した道に姿を変える。

ミズの群落に行き当たり、腰をかがめ鎌で刈って行く。

赤茶色の茎に鎌を押し当てると、鎌からさくっという触感が伝わる。

たくさん刈って、そろそろやめようかと思うが、目の前のミズに誘われ、もうちょっとだけ・・と欲を出して刈りすすめる。

ワサワサとはみでるほど籠いっぱいになったミズを抱え、山道を降りはじめる。

目の前に近づいてくるのは、山道からの出口。ぽっかりと開いた光の扉。

そこを抜けた瞬間、ほっとした気持ちと現実に引き戻された不思議な感覚を味わう。

山に入る時は、いつもそんな感覚を味わっている。

*ひでじい様がブログで本を紹介してくださいました。このたびは、児童文学者協会賞、おめでとうございます!
http://red.ap.teacup.com/busofmoonnight/

*仙台在住の児童文学作家、寛子さんが本を紹介してくださいました。「ナニワのプリンセス(ポプラ社)」デビューおめでとうございます!
http://wind.ap.teacup.com/blueleaflet/

*仙台在住の作家、ROKUさんが本を紹介してくださいました。新童話の海出版が、待ち遠しいです!
http://blogs.dion.ne.jp/roku/archives/8438115.html?reload=2009-06-03T15:38:42