苗のお目見え2010/05/01 19:57



低温のために遅れていた苗の発芽・・・。やっと今日、保温シートをはずし、太陽の光をあててやった。

明日から、水掛作業で忙しくなる。

ほんの少し余裕があった今日は、そうべえといっしょに、実家のおとやんに会いに行った。

そうべえがおとやんから、韓国旅行の話しを聞いている間、おかるはグーグーお昼寝。(どうも、実家に帰ると、眠くなる・・)

遅れ気味の桃の花と、今満開のサクランボの花、山桜の残りと、勢いをつけて咲き出した山吹の花・・まるで、例年とは違って、遅れた季節と今までどおりの季節が、まぜこぜになったような不思議な風景だった。

ちゃぐりん2010/05/02 11:04



ちゃぐりん6月号が発売となりました。

連載第2話は「モーモー村のおくりもの:神隠し」です。

岡本順先生の挿絵がとても素敵です!

どうぞ、よろしくお願い致します!


育苗ハウス物語2010/05/03 17:07

最高気温が20度にも達し、久しぶりに暑い日となった。

ハウスの中で、1時間かけて水掛をしていると、サウナ状態で汗が噴出してくる。

ある苗箱の上には、おかるが、気になっているものがひとつ・・・。

ミイラ化したカエルだ。

温かさに魅かれ、シートと苗箱の隙間に入り込んだものの、身動きが取れなくなったのだろう。

ふと、井伏鱒二の「山椒魚」が、頭をかすめる。

苗とシートの隙間で、カエルは、何を思っていただろうか。

自分の判断を後悔しただろうか。はたまた、びくともしないシートに、悪態をついただろうか。

もしかしたら、最後の呟きを、芽を出したばかりの苗が、受け止めてくれたかもしれない。

カエルに水をかけ、ふやかしてみて、そのあたりの事情を聞こうと試みるが、復元せず・・・。(当たり前だろうが!>

苗がぐんぐんと背を伸ばし、命を謳歌している。

田舎の、小さな育苗ハウスでの出来事でした。

平和的解決2010/05/04 17:18


タラの芽に竹の子が続々!

掘りたてのみずみずしい竹の子を、直売所へ出荷する。

車に竹の子をつむために、母屋へむかおうとして、はて・・困った!

池に挟まれた道路を、ヘビ君が渡っている最中だった。

ヘビ君をよけようにも、車幅はぎりぎり。

前輪は何とか抜けたが、後輪でヘビ君のしっぽを踏んづけるのは避けたい。

窓を開け、ヘビ君に向かって「早くどけてくれたまえ!」と声をかける。

しかし、隠遁の術を決めてかかっているヘビ君は、微動だにしない。自分では、存在を消しているつもりなのであろう。

ならば、こちらも隠遁の術で対抗だ。

エンジンも切り、しばし動きを止める。

すると、やっと警戒が解けたか、ヘビ君、動き出した。

やれやれ・・・、大急ぎで、車に竹の子を積み、出荷に向かった。

山菜三昧2010/05/05 15:39



タラの芽、山ウド、竹の子と、山の恵が食卓を彩る季節。

育苗ハウスの脇から、田セリを取ってきて、薫り高いおひたしも作った。

竹の子を出荷したついでに、直売所から山菜の「コシアブラ」を求めた。

夜は、山の恵御膳で!

私は竹の子でできている2010/05/06 20:46




今夜もどっさり、竹の子の煮物に、蕨の炒め物がどど~ん!

食べたものは、速やかに消化分解され、構成分子となって全身に分散していく。

すなわち、このところのおかるの体は、竹の子と蕨とタラの芽で構成されている。

萌える山に心惹かれるのは、体の中の竹の子や蕨が、ふるさとを懐かしんでいるせいかしら?

心も体も、思いっきり、5月の山とシンクロしています。

*季節風のルポ原稿を、思い切って送付。
少しは前進できたかな・・・。いや、もっと切り込めたはず・・。迷いは残るが、3回目にしてやっと形がつかめてきた気がする。次回はいよいよ最終回、気合いをいれたい。

雨の日の出来事2010/05/07 16:13

久しぶりの雨降りとなった。

それなりに気温もあって(17度)、蒸しもやっとした日。

雨を見越して、昨日のうちに種まきをし、庭に花の苗も植えておいた。

ほんの少しのんびりムードで過ごせたが、それでも、毎日、着実にボケております。(えへん!?)

朝、冷蔵庫にしまっておいた、鳥のささ身カツを温めようと、レンジでチンした。

食卓に運ぼうとしたら・・あれ?お盆の上のカツは、ひんやり冷たいではないか。

あわててレンジの中をのぞくと、きゅうりの漬物が、いい具合に湯気を立てておりました・・・。

「発酵が進んで、むしろ食べごろさ!」と、そうべえに言い訳をするが、さあ~てね・・・。

午後、街へ用足しに出かけると、畳屋さんの軒先で、おばあさんがせっせと仕事をしているのが目に留まった。

何かと思えば、鮮やかなハイヒールをいくつも手にかかえていた。

タオルできれいに磨きあげている所だった。

娘さんのものかな?(よもや、嫁さんの!?)

おばあさんの心配りに、こちらまで、心があったかくなった。