はやぶさの大冒険2010/09/24 08:34


わが市にやってきたカプセルは見れなかったが、本だけは読んだ。
「はやぶさが小惑星をピタリととらえるのは、東京から2万キロ離れたブラジルのサンパウロの空をとんでいる体長5ミリの虫に、弾丸を命中させるようなもの」・・・本当にすごいことなのだ!
小惑星には、炭素が主体のCタイプ、石英質が主体のSタイプ、鉄やニッケルのMタイプがあり、はやぶさはSタイプであった。
地球を利用して方向転換と加速も行う「スイングハイ」という航行。
イオンエンジン、中和器による画期的生還。
科学者の英知が結集するスタッフは、最後には中和神社のお札を飾ったという、神頼みがほほえましい。
日本人独自の視点が、意外なところにも使われていた。
イトカワに着陸する際、地面に落とすマーカーには、引力の小さい地面からの跳ね返りを防ぐためにお手玉の原理が使われた。
帰還したカプセルのふたを、上空から探査する訓練には、赤外線を出す湯たんぽも使われた。
一時は交信も途絶え、宇宙をさまよったはやぶさ・・・・。
おかるの頭も、専門的な記述になんどか意識を失いながら、無事最後には、はやぶさとともに地球に生還した!

スタッフ.ベンダ.ビリリ2010/09/24 21:30

土曜に隣町で、スタッフ・ベンダ・ビリリのコンサートがある。
残念ながら、別件が重なったため、前夜交流会に行った。
ベンダ・ビリリとは、アフリカでも最貧国といわれる、コンゴのキンシャサで生まれたバンドだ。
ポリオ予防接種も福祉も満足にもない国で、肢体不自由の体で音楽を奏で、ダンスまで踊る。
ストリートチルドレンに音楽を仕込み、自らのバンドで育ててもいる。
彼らの活動は今年のカンヌ映画祭でドキュメンタリー映画として上映され、世界的に反響を呼んだ。
交流会では、曲のお披露目は1曲だけ。でも、体の中からわいてくる音楽に、こちらも体が動いてくる。
メンバーと、通訳(フランス語)を通してお話もできた。

空き缶にギターの弦を張った手作りの楽器。
これで、おおよその音階を作り出してしまう。(弾かせてもらった)
「ベンダ・ビリリ」とは「外見をはぎ取れ・精神の内面を見よ」という意味だ。
「俺たちはやる」「人間に再起不可能なんてことは絶対にない」
超前向きなメッセージソングを、彼ら自身が体現している。
リーダーのパパ、リッキーの、暖かい笑顔が印象に残った。