虹の架け橋2019/03/04 17:01

漆原智良先生の新刊「かがやけ!虹の架け橋:アリス館」。
石巻を訪れた漆原先生が、「虹の架け橋」という遊具とそこにまつわる物語に感銘を受け、後世に残したいとペンをとられました。
石巻沿岸部に自宅のあった遠藤さん夫妻は、津波で三人の子全員を失ってしまいます。
あの時、子供といっしょに自宅にいさえすれば…、自分を責め続け、苦しむ遠藤さん。
ふたりは、生きる希望を失いかけていました。
そんなとき、遠藤さんに木工技術をがあることを知った回りの人から、子どものための遊具作りを頼まれます。
多くの人の思いやりや、遊具で遊ぶ子供たちに励まされ、遠藤さんたちは、徐々に生きる力を取り戻していきます。
「悲しみにどうたちむかうのか。そのためには何が必要なのか」が心にしみてきます。
遊具:虹の架け橋が、たくさんの子供たちとともに輝きますように。
もうすぐ8年目の3月11日がめぐってきます。

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