どじょう日記

直売所で毎月発行している「あぐりっと通信」の編集会議をした。
通信の内容はすぐに決まり、あとはもっぱら情報交換だ。
今回のメインの話題は、イノシシ除けの電気柵。
山間の田んぼを死守しているＴさんと、牛の餌を死守しているそうべえの話を総括すれば、「イノシシ除けにはアダプター直結の１００ボルトが効果あり」との結論に達した。
人間が触ると、足が麻痺したような状態がしばらく続くほど強烈だという。
ところが電気柵には、イノシシの命を奪うほどの衝撃力はないうえに、（ビリビリがいやだな～）というイノシシの恐怖心に訴える程度のものであるからして、一度突破されると、その効果は激減するという。
さらにＴさんなど、電気柵の草への漏電を防ぐために、今の時期なら３日に一度の草刈りが欠かせないそうな。
さらに話におまけがついて、道路沿いの電気柵には、近隣の住民から苦情が来て、駐在さんに撤去を申し入れられた話。
Ｓさんが籠を背負って走っていたら、野菜泥棒と間違えられて、パトロール中の駐在さんに追跡され、通りかかった知り合いに身の上を保証してもらい、やっと解放された話まで飛び出した。
お百姓さんたちの集まる井戸端会議（おっと、編集会議）は、面白い話の宝庫ですなあ。