山懐に2019/07/09 13:37

昨日、映画「山懐に抱かれて」を見てきました。
岩手県で山地酪農に取り組む大家族を、地元テレビ局が24年間取材したドキュメンタリーです。
見方はいろいろだと思いますが、テーマは「家族」だと感じました。
山を切り開き、乳量も満足に得られない中で、電気もないプレハブ小屋での生活。
家族が支えあわなければ成り立たない生活です。
お父さんは、「物の代わりに与えられるのは愛情」といいます。
子どもたちが大きくなっていく過程で、長男と方針が違って対立したり、次男が自分の酪農を求めて独立したりしていきますが、父と母の思いはバトンのように受け継がれていくのを感じました。
山地酪農をやりきるには、強い信念が必要です。お父さん、本当にすごい!(でも、冬ぐらいは牛を畜舎に入れてあげても・・なんて余計なことを思ってしまいました💦)
山地酪農は、「しあわせの牛乳」の中洞さんが有名ですね。
でも、山地酪農ではない酪農家さんの牛乳も、幸せの牛乳ですよ!
酪農家さんの牛への愛と献身を見ていますので、心から敬意を持っています。
長女みやこさんは、児童書「山の子みや子:てらいんく」(椋鳩十賞受賞)にも描かれています。
苦労も多いけれど、「たくましさ」を身につけている子どもたちが、まぶしいです。