赤毛証明2020/06/04 15:44

光丘真理さんの「赤毛証明:くもん出版」。
主人公の「あたし」は、地毛が赤い。
けれども、頭髪は黒色とする校則のせいで、生徒手帳に赤いゴム印で『赤毛証明』をおされた。
しかも、毎朝、校門で証明印を先生に見せなければならないのだ。
「あたし」は、普通ではないしるしを押されて様な気がしていた。
じゃあ、「普通」って何だろう。
親友のサワちゃん、幼なじみの紘たちと触れ合いながら、答えを探し続け、ついに声をあげていく。
読後感は、とてもさわやかです!
中学の時の、全校集会での出来事を思い出しました。
生徒指導が先生が、髪の長い女子生徒の髪を、みんなの目の前で、鋏で切ったのです。(その子は、次の日から学校に来なくなった。)
あの時、先生やその子は、何を必死で守ろうとしていたのだろう‥。そして、自分は何を感じていたのだろう‥。
そんなことも、ふと思い出してしまいました。

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