ぼくと戦争の物語2014/08/02 17:11

漆原智良先生の新刊:「ぼくと戦争の物語:山中桃子絵:フレーベル館」
昭和19年、主人公の心平は、福島県にある父の実家を頼り、縁故疎開をします。
都会育ちのため、心平は、学校でのイナゴとりや縄ないなど、慣れない作業に苦労します。
田舎の同級生からはいじめも受けます。
再び家族で会える日を思いながら、じっと耐えていた心平を、東京大空襲の知らせが襲います。
東京に家族を探しに行った心平が、焼け跡にたたずむ場面は、涙を誘います。
漆原先生ご自身の体験をベースに、胸を打つ物語になっています。
戦争を二度と起こしてはならないという、強いメッセージがあふれています。
平和な今の世の中だからこそ、たくさんの子供たち届きますように。

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