食べ物と命2010/10/05 13:22

昨晩、ETV特集「なぜ希望は消えた?ある稲作農家と霞が関の半世紀」を、録画で見た。
http://www.nhk.or.jp/etv21c/backnum/index.html
山形の稲作農家佐藤さんは、引退後、自分の村落の農業の変遷を研究し、東北大から博士号を授与された。
霞が関と農家の、政策と現実の擦れ違いを、感傷を排して淡々とあぶりだしている。
そうべえといろいろ話をするうち、食育と児童文学の話題にもなった。
「食べ物と命の関係性って、長い時間をかけて身につくものじゃないかなあ」とそうべえ。
「それを短い文章の中で表現するのは、なかなかむずかしいんだろうなあ・・」ともいう。
「変に道徳観とか前面に出すと、話がおかしくなるしな」
うう・・やってしまいそう。肝に銘じます。
昼は、牛飼い青年のO君に、まかないを出した。
よもやま話の中で、「某さんの牛が、出荷の際に大暴れして骨折っちまってさ」というびっくり話が出た。
人間に慣れていないようで、人見知りをとおりこしてパニックになったらしい。
哀れなことに、さらにもう1本の足が折れて、屠場へ緊急搬送になったという。
「そんな形で最期を迎えさせたくないものだね」
一同、しみじみとうなずきました。

コメント

_ yesnid(虹乃 ― 2010/10/06 01:32

そういえば、児童文芸最新号の「ベストオブ同人作品」で紹介されていた作品。興味深いですね。

_ どじょう ― 2010/10/06 07:23

>YESNIDさん はい、大変興味深く読ませていただきました。途中までだったので、最後まで読みたかったです。
そうべえのことばは、わが身には、耳に痛かったです。

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