花見2007/04/12 20:02

ただ今、田んぼの準備に向けての作業が目白押し。

そうべええは、田んぼへの堆肥ふりで大忙し。

完熟堆肥をたっぷり使った田んぼは、微生物の力に支えられて、米の味もぐんとよくなる。何といっても、田んぼそのものが、生き物の様に命をみなぎらせるのだ。

そこへ、桜の花も8分咲き。陽気も今日が絶好の、花見日和。

「花見はいつ?」農家仲間のおみっちゃんから、メールがはいる。

「今日だべな」決断は早い。

花見場所は、近くのお寺の境内だ。隣町に桜の名所に皆が殺到するため、ここは静かに花見が出来る、密かな穴場である。

そうべえは、すぐ近くに開店した、友人のレストランに花見弁当を予約した。

花見のルーツは、田の神様にささげたお神酒を下げ、人間と神がともに豊作を祈願して酒を飲み交わす、神聖なる行事であった。

たとえドンちゃんさわぎに見えようと、桜の花の下で宴を興ぜずにはいられない日本人の精神には、そんな農耕起源の豊かな精神文化が流れているのである。

おみっちゃん夫妻と、桜を愛で、弁当に舌鼓を打ち、3時間もたっぷりおしゃべりを楽しんだ。

豊穣の神も確かに、その輪の中に入っていたような気がするおかるであった。