怒涛の日2007/04/19 20:27

朝から、ハウスの片付け作業。明日の種まきに備え、カンレイシャ(雑草を抑える黒い敷物)を敷く。明日は、汚れた苗箱を洗って午後からの種まきに備える。

・・・のはずだったが、機械の都合で急遽、今日の午後゙から種まきをすることになった。

お昼もそこそこに、準備を急ピッチで終え、種まき作業に突入。

去年の教訓を元に、そうべえが種もみを十分乾かしていたため、機械に種もみが詰まることもなく、作業は順調に進む。

ひとめぼれ、コシヒカリと撒いて、一服。いよいよササニしきというところで、調子が悪くなる。種もみが落ちすぎるのだ。

大人が「あ~でもないこ~でもない」、と知恵を出し合い、原因を突き止めた。種モミをせき止める板のねじが緩み、余分に落ちていたのだった。

それがわかれば、あとは流れ出す。撒いた苗箱は全部で、650枚。

それを、ハウスに一枚一枚展開し、夕方やっと作業が終わった。

「二日分を、一日でやっちまったね」

おかるが、ふ~とため息をつく。

「とりあえず、一段落だな」

そうべえも、は~とため息をつく。

寒い日々が続いていたが、ようやく暖かくなる予感。

「明日は晴れそうだね」

星の瞬く夜空を見上げ、おかるとそうべえの怒涛の一日が暮れて行った。