After wind's blowing, basinsmiths get money2007/09/07 20:16

台風が縦断していった。夜半すぎからの猛烈な雨と風に震え上がる。

台風は、我が家の庭のもみじの木を倒し、母屋のガラスを割って去っていった。その他、市内は土砂崩れや川があふれるなど、被害多数。

田んぼの稲が、ぺちゃりと倒れなかったのが、せめてもの救いだ。

吹きかえしの強い風が、息子にふと、あるフレーズを思い出させた。

「風が吹けば桶屋が儲かる・・。え~と、風が吹くと土煙が舞って、それで目を悪くして・・その先なんだっけ?」

「うんにゃ!そだはずねえ!」じっちゃん、息子に異論がある様子。

「昔っから風が吹くと、桶が乾燥して木の間に隙間が出来、たががゆるむんだ。だから桶屋が儲かるんだべ!」

「ふ~む」一同妙に得心。さすがじっちゃん、森林組合の専門家である。

「風桶」は、落語から来た話。すなわち:大風→土ぼこり→目を傷める→三味線を買う人が増える→ネコ皮が必要でネコが殺される→ネズミが増える →ネズミが箱を囓る →箱屋が儲かる(箱=桶)

イギリスにも似たような諺がある。

さて、台風の大風が吹き荒れて、儲かるのは?

とりあえず、土建屋さんかな?!