未来の保育士さんへ2007/01/26 21:54

今日は、仙台の幼児保育専門学校で、特別講義。

21~21歳の若い人たち約150名に、「言葉は心の栄養」と題して1時間の講演を行った。

保育者には、豊かな感性でいてほしい。

色々なジャンルの絵本を、実際の読み聞かせをとおして紹介し、メッセージを織り込んでいく。会場が広いので、絵本はあらかじめ接写し、CDからポインターで映し出した。

保育士を目指す人たちだから、読み聞かせにくいつきが良い。反応も素直でほっとした。

「かちかちやま」の本当の話がどんなに残酷かを紹介すると、ページをめくるごとにどよめきが上がる。

落ち葉の下の、微小生物を紹介する本では、小さな悲鳴や驚きの声がきこえる。自然を子ども達と楽しんでほしいと言うメッセージが伝わりますように。

最後に読んだ本は、あまんきみこさんの「おかあさんの目」。

美しいものを感じる心を持ってほしい。保育者こそ、五感を研ぎ澄ましてほしい。

将来保育士として、あるいは、親として、たくさんのこどもと接することだろう。その時、子どもは、彼、彼女達の目の中にどんな風景を見ることが出来るだろうか。

若いエネルギー相手の講演は、さすがに疲れた。でも、とても楽しかった。

へんなおばさんのおはなしをきいてくれて、ありがとう!