山の牛舎のカエルさん2010/08/29 22:37

盛夏のような日々が続いているが、日は次第に短くなっている。
山の牛舎へスタンチョンを外しに行くと、すでにあたりはたそがれの中。
イノシシが出たらいやだな~と思いつつ、ついうす暗がりに目を凝らしてしまう。
今日は、ライトの中に、ひょんひょんと動くものが見えた。
小さいものでも、つい身構えてしまう。
近づいてみると、大きなカエルであった。
からからに乾いた土の上を移動しているせいで、ずいぶんしんどそうに動いている。
このままでは、体の水を失って、じき動けなくなってしまうだろう・・。
夜、そうべえに、カエルの話をした。
「何がカエルを突き動かしたのだろうか・・」「さあてね」
「牛小屋の虫でも食べに出たのかな」「そうかもな」
「なんとか牛小屋にたどりつき、たらふく虫を食って、あとは、牛のウオーターカップの中にとぷんと入って水分補給すればいいよね!」「だといいな」
「牛がゲロリと飲み込んだりして・・!」「それはないだろう」
自然とは、おかるの想像力など超越した存在なのでございます・・。
明日の朝、カエルが干からびていませんように・・。